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JN-I27FR240-Nをレビュー

コスパ最強?240Hzの27型IPSゲーミングディスプレー、実売3万円切りのお店も

2023年07月29日 10時00分更新

ゲーマー向けの仕様と機能が盛りだくさん

 JN-I27FR240-Nは27型の液晶パネルを採用。非光沢のいわゆるノングレアタイプで、駆動方式にはIPSを採用している。IPS方式らしく視野角は垂直・水平ともに178度と広く、横からのぞき込んでも色ムラは確認できなかった。

 輝度は400cd/m2と高めで、HDR10にも対応する。コントラストは1000:1で、メリハリの効いた画面といった印象。なお、解像度はフルHD(1920×1080ドット)までサポートし、リフレッシュレートは240Hzまで対応する。

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NVIDIAコントロールパネルからは、リフレッシュレートを240/200/165/144/120/60Hzに変更できた

 ディスプレー同期技術である「FreeSync」をサポート。対応GPUを搭載するビデオカードで使えば、ティアリング(画面のズレ)やスタッタリング(画面のカクツキ)を抑えられる。高性能なビデオカードを使っていても、瞬間的にフレームレートが落ち込むことがある。それが画面のカクツキの原因になったりするわけだが、FreeSyncであれば自動的に調節され、滑らかなゲーム画面が実現できる。

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FreeSyncはOSDの「その他」から有効にする必要がある

 JN-I27FR240-Nは画面の中央に照準点を表示する機能も備えている。照準点は2種類あり、それぞれ赤色と緑色があるので合計4パターンから選べる。FPSやTPSなどでプレイの助けになることは間違いない。

 OSDでは「ピクチャーモード」と呼ばれるプリセットを用意。「スタンダード」、「フォト」、「ムービー」のほか、「ゲーム」に「FPS」、「RTS」といったゲームに特化したものもある。実際に試してみると、FPSでは若干輝度が抑えられ、逆にRTSでは全体的に明るめの調整がなされているようだった。

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ピクチャモードは「色設定」メニューにあり、6種類から選べる

 リフレッシュレートが240Hzにもなると、応答速度もかなり重要だ。JN-I27FR240-NはMPRT適用時で、なおかつリフレッシュレートを100Hz以上に設定した際に1msという高速応答を実現している。

 逆に、リフレッシュレートを100Hzより下に設定すると、詳細は明らかにされていないものの、応答速度が遅くなってしまう。しかしながら、そもそもそういった場面では高速応答が必要になることはないはずなので、さほど問題にはならないだろう。

 肝心の画質だが、sRGBカバー率は99%を誇り、DCI-P3についても81%のカバー率を実現。そのため、IPS駆動の液晶パネルらしく色彩が鮮やかで、動画でも鮮明に視聴できた。

 色設定はOSDから色相や彩度を1段階刻み(0~100)で変更できる。色温度の工場出荷時設定は暖色だが、こちらもOSDで寒色に変えられる。なお、色温度は「USER」を選択すると、赤/緑/青の各色の色味を調整できた。この点は別の項目に独立して用意したほうが、ユーザーフレンドリーだと思うがどうだろう。

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色温度メニューはOSDの「色設定」にある

 長時間ゲームプレイに対する配慮も。本機は画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー仕様で、眼精疲労の原因とも言われるブルーライトを軽減する機能も搭載している。ブルーライト軽減機能については、OSDから25刻み(0/25/50/75/100)の5段階で調節できる。

 消費電力の公称値は通常で18W、最大でも30W。省エネモードを使用すると、14Wまで落とせる。なお、電源は付属のACアダプターで、12V/3Aの36W出力だ。

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