最低フレームレートが暴れる「Hogwarts Legacy」
ゲーム編最後は「Hogwarts Legacy」だ。画質“最高”、レイトレーシングもすべて有効化&最高、アンチエイリアスは“TAA高”に設定した。常時ボーダーレスウインドウ表示のゲームであるため、デスクトップの解像度を変更している。南門の橋〜ホグワーツ城内に至る一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。
最高画質+レイトレーシング全盛り設定では、どのGPUでもプレイは厳しい。特に今回の検証では、WQHD以上の解像度においてテクスチャーの簡略化が発生したり、レイトレーシングの処理が適当になるなどの難点が多くみられた。そのためこのグラフは“このフレームレートが出せる”という意味ではなく、“なんとか動こうとゲームが頑張った結果、このデータが出た”程度に考えていただきたい。
DLSS SR+FGでも最低フレームレートの低さは変わらない(主に扉の解放時にカクつくようだ)。ただDLSS FGの使えるRTX 4060 Ti(8GB)以上のGPUでは、移動中のフレームレートは特にカク付く感じはない。テクスチャーの簡略化もDLSS SR利用によって発生を若干抑制できる(とはいえWQHDでも怪しい部分はあり、4Kでは確実に出る)ので、DLSSは積極的に使“わねばならない”と言ってもよいだろう。
TBPやワットパフォーマンスの傾向については、これまでのデータと大差ない。RTX 4060 Ti(8GB)のDLSS使用時のTBPは100Wを切るなど、強烈な省電力性能がうかがえる。
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