「Forza Horizon 5」ではDLSS FGも使えるが……
「Forza Horizon 5」では画質“エクトリーム”、MSAAはx2に設定。ゲーム内ベンチマーク再生中のフレームレートを計測した。レイトレーシング設定のあるゲームだが、ゲームの仕様上限られたシーンでしか効かないため、ここではGTX 1060 6GBも検証に加えている。
同じ60番台でも、RTX 2060とRTX 3060 Tiの間に非常に大きな性能ギャップがあるのがわかる。Ampereアーキテクチャーで追加されたCUDAコアの改善(共有キャッシュの改良やFP32専用ラインの設置など)が非常に大きいようだが、AmpereとAda Lovelace世代はそれほど大きく変わっていない。
メモリーバス幅に大きなハンデを抱えているRTX 4060 Ti(8GB)は、巨大なL2キャッシュのおかげでRTX 3070 Tiのすぐ後ろにつけるフレームレートを出せている。もう少しで4Kでも60fpsキープができそうな程度の性能なので、価格に納得がいくなら良い買い物になるだろう。
Forza Horizon 5のDLSS SRはこれまでのデータよりあまり劇的な効果が得られない。DLSS FGはある程度効果があるものの、RTX 4060 Ti(8GB)の場合、4KだとDLSS FGのないRTX 3060 Tiにすら負ける。
これがRTX 4060 Ti(8GB)の設計上の限界なのか、検証用ドライバーの限界なのかまでは不明だが、このゲームではDLSSに過大な期待は禁物といえるだろう。
DLSS利用時のパフォーマンスがイマイチだったRTX 4060 Ti(8GB)だが、フルHDに限れば106WでRTX 3070 Tiを上回るフレームレートを出している。だが問題は、解像度を上げてもTBPが挙がらない点だ。つまり、何かがGPUの仕事を邪魔している可能性が考えられる。
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