あのクルマに乗りたい！ 話題のクルマ試乗レポ

第326回

マイナーチェンジ後のHonda「FIT」がどう変わったのかを最上位とSUV系モデルで体感した

SUVは大きいのでSUVっぽいのが欲しい人に

　もう1台はクロスターと呼ぶSUVライクな1台。「VEZELは大きいけどSUVルックなクルマが欲しい」という方に好適な存在といえます。こちらもエクステリアの一部とパワーユニットは変わりますが、インテリアに大きな変更はない様子。

　こちらも走りは基本的にリュクスと同じ傾向。ですが、車高が上がっているため、運転のしやすさ、視野の広さはこちらの方が良好。いっぽうで重心が上がった結果、コーナーでのロール量は大きめに。これは仕方のないところ。

　どちらのクルマにもいえることは、カジュアルなリビングにいるような等身大の心地のよさ。それが実に気持ち良いのです。

　FITが登場した時、パワーはコレで十分だと思っていました。ですが実際に乗ってみると「あればあるほどうれしい」と思った次第。人間って実に欲深いものです。いずれのモデルも「魅力度はアップしている」ことを実感しましたし、運転しながら、そして助手席に座りながら「この気持ち良さがHondaなんだよね」とニッコリしてしまいました。

■関連サイト

• Honda FIT

モデル紹介――新 唯（あらた ゆい）

　10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo NAKAJIMA RACINGのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添えた。