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マイナーチェンジ後のHonda「FIT」がどう変わったのかを最上位とSUV系モデルで体感した

2023年04月30日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

FIT(LUXE)

 2022年2月に登場したHondaのコンパクトカー、4代目FITが2022年10月にグレード体系を一新しマイナーチェンジしました。新グレードRSに注目が集まるFITですが、「ではノーマルのFITってどうなったの?」ということで、試乗することにしました。

見た感じはあまり変わらないが
スッキリした印象を受ける

 パッと見た感じ「あまり変わってないなぁ」と思った筆者。担当者によると、フロントマスクの「ヘッドライト間の鼻先」「バンパー形状」「ヘッドライトの内側」が変更されたとのこと。言われてみるとスッキリとして穏やかな顔つきになったような。

 ですが、中身は大幅に変わっているようで、e:HEV(ハイブリッド)のパワーユニットは、モーターの最高出力を10kWアップの90kW(123PS)になりました。ほかにも安全装備が強化されているそうです。ちなみに足回りの変更はありません。

 まずは上級グレードのLUXE(リュクス)から。こちらは本革シートなどでオトナの雰囲気たっぷり。コンパクトカーだから安っぽい、という認識は過去のものです。

 室内の主だった内容については以前の記事(Hondaの新型FITは運転初心者の寺坂ユミでも乗りやすい1台)をご参照いただくとして、さっそく走りについてご紹介しましょう。パワーアップしている効果は確かに感じます。それは「より速くなった」ではなく「より静かになった」という方向で。これは普段乗りにはうれしい変更点では? この静粛性は武器といえるでしょう。

 足はやや硬めで、路面の大きな凹凸で、相応のショックをドライバーに伝えます。個人的には街乗りはRSグレードの方が快適に思ったのですが、高速道路などではこの硬さが功を奏するような。長距離ドライブがラクで快適なのです。これにパワフルさが加わります。よく「FITと軽自動車のN-BOX、どっちがイイ?」という話を耳にしますが、高速道路を多用する人と街乗りでの静けさを求めるなら、FITを選ぶべきであると断言します。ちなみに燃費については、FIT e:HEVの方が良いでしょう。

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