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GIGABYTE Z790 AERO Gで組んだPCを取材しに訪問したら……

机もPCも鬼自作!人気絵師・refeia先生の絶対マネしたい作業環境

2022年12月27日 11時00分更新

ほんのひと手間で便利に運用できるrefeia先生のPC自作術

 さて、前段が長くなってしまって申し訳ないのですが、ここからは本題のZ790 AERO Gを採用したrefeia先生の自作PCのお話です。こちらにも一般的なPC自作ではなかなかお目にかけないこだわりがありました。写真を中心に見ていきましょう。

Z790 AERO Gを主軸に組んだrefeia先生のメインマシン。後部にはマザーボードに付属するWi-Fi 6/Bluetooth 5.3のアンテナが見えます。すっきり環境を整えたい方にはぴったりですな

後部にはなにかシールのようなものがあり、なんだろうと見てみると、なんと背面インターフェースの手書きメモでした。これなら裏に回らなくとも、これを見ながら手探りでどの端子なのかわかりそうですね。後方にスペースがない環境にぴったりなひと手間です

側面パネルを開けたところ。CPUはインテルの「Core i7-12700K」と旧世代ですが、イラスト制作やゲームには十分な性能です。CPUクーラーは140mmファン×2で静音かつ強力に冷やせるDeepCoolの「AS500 PLUS」。ビデオカードはGeForce RTX 3070搭載モデルで、こちらもまだまだ現役ですな

PCケースはFractal Designの「Define 7 Compact」で、付属のフロントPCケースファンは外して、他社製の140mmファンを2基追加しています。下段は紙のカバーを付けて外気を直接ビデオカードに送れるようになっていました。低コストで動作安定性や製品寿命を延ばす工夫と言えるでしょう。こちらも明日から誰でもマネできそうなアイディアです

表もさることながら、裏配線もかなりキレイです。refeia先生の几帳面さが表れていますね。電源ユニットはCorsairのフルモジュラーモデル「RM750x」(750W、80 PLUS GOLD)。140mmファンを下に向けて配置してますが、天板裏に宙吊りになっているため、冷却効率が良さそうです

 いかがでしたでしょうか? 以上が、自作PCの取材で訪れた有名イラストレーター・refeia先生の職場で見たすべてです。僕個人の感想としては、イラストレーターというか、PCも机もなんでも作ってしまう「超こだわり自作er」の取材でした。

 refeia先生の自作には明日からマネできそうなものも多く、リモートワーク環境の構築で迷う現代日本人の「解」を見つけたような気分になりました。ふだんはチェアーモード、腰が疲れてきたらスタンドモード、といった具合に適度に作業姿勢を変えられますし、間取りの都合でテラスやベランダへのアクセスをあきらめる必要もありません。

 もちろん、お金で解決しなくてはいけないものもあります。しかし、100円ショップや手書きのメモなどでサクッと効率化できるアイディアもたくさんあり、大変勉強になりました。また、こういった最強に効率化された環境を見ると、単純にマネしたくなりますよね。息抜きを兼ねて休日にDIYして、平日はその環境で快適に仕事をする。公私ですごくいいスパイラルが生まれそうです。

 コロナ禍以後、世の中の閉塞感が高まっており、身体も心も疲弊しきっている人が増えています。何か大きなものを失った人も少なくないのではないのでしょうか。僕もそうです。しかし、時に今回ご紹介したような環境が、身体と心の両方にいい影響を与えることもあるのではないでしょうか。僕も自分の環境を見つめ直し、気持ちの良い作業環境を作っていこうと思いました。

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