週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Pixel 7 Proで「カッコいい料理写真」を撮るテク〜2倍ズームとポートレートモードを使いこなせ!

コントラストが強い「アルパカ」は、パンチの効いた料理にぴったり。青が濃く、赤が明るめに再現されるので、激辛麻婆にベストマッチだ

仕上がりをアレンジする「フィルタ」を活用

 Pixel 7/7 Proの「編集」メニューには、仕上がりをアレンジする「フィルタ」もある。効果が強いものから弱いものまで、カラー15種類・モノクロ4種類が用意されている。その中からいくつかを使ってみた。

またまた僕の手作りパスタ。彩度が下がりつつ赤が残り、全体的にトーンが持ち上がる「モデナ」を適用。モデナといえばフェラーリの本社と工場がある町。だから赤が強いのだろうか。それはともかく、おしゃれな雑誌でときどき見るようなトーンになった

料理企画の締めはデザートで。というわけでハイライトがちょっとだけ持ち上がる「デザート」を使ってみた

 Pixel 7 Proはレンズが明るく、暗い場所でもメリハリのある写真が撮れるので、料理撮影にも適していると思う。今回特集としてあれこれ試してみて、とくにレタッチ後の仕上がりの良さには驚いた。無加工でおいしそうに撮るというのは一眼レフやミラーレス機でも難しく、何らかのレタッチをしていくのだが、Pixel 7 Proはそれがとても簡単という点もポイントだ。食欲の秋というにはだいぶ寒くなりつつあるけれど、手作り、テイクアウト、外食、さまざまなおいしいものを、ぜひおいしそうに撮ってほしいと思う。

 

※お知らせ※
 9月30日に玄光社より著書「いい写真を撮る100の方法」を発売しました。見たこと、感じたことをどうすれば「いい写真」に仕上げることができるか、100篇の写真と文で送るヒント集です。教科書としても、読み物としてもお楽しみいただけると思います。
■玄光社による紹介ページ→http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=29454

 
 

筆者紹介――鹿野貴司
 1974年東京都生まれ、多摩美術大学映像コース卒業。さまざまな職業を経て、フリーランスの写真家に。広告や雑誌の撮影を手掛けるかたわら、精力的にドキュメンタリーなどの作品を発表している。

 写真集に「山梨県早川町 日本一小さな町の写真館」(平凡社)など。公益社団法人日本写真家協会会員。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事