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「iPhone 14 Pro」買い替え目前、「iPhone 13 Pro」で撮った猫写真を振り返る

2022年09月14日 12時00分更新

よく晴れた日。駐車場の上でひなたぼっこしてた猫を発見。そっと近寄って撮った1枚。横のペットボトルは……猫避けとして何の役にも立ってないのだった。2021年11月 アップル iPhone 13 Pro

 2022年も9月になりまして、今年もやってきました、恒例行事の新型iPhone発売日(iPhone 14/Pro/Pro Maxは9月16日、iPhone 14 Plusは10月7日)。普通の人は、いやいささか普通ではない人でも毎年買い替えたりはしないもので、特に、ここ数年はスマホの完成度も上がり、そうそう買い替える必要なんてない。毎年買うような人は、“酔狂”と呼ばれても仕方ないのである。

 私はもちろん酔狂に毛が生えた側にいるので、iPhone 14 Proを初日に予約注文したのだ。だからiPhone 13 Proとお付き合いするのもあとちょっとということで、「猫写真で振り返るiPhone 13 Proの1年」ってテーマで行きたいと思う。

 1枚目は2021年9月。iPhone 13 Proを入手した直後ですな。入手した直後は、まず飼い猫を撮るのが基本なので、うちの黒猫ミルを。室内で行方知れずになった黒猫を捜索中、もしやここではとソファーをどかしたらその裏に隠れてて、のんきにあくびしてるという図。ソファーの裏という暗い場所でありながら、ちゃんとピントも合ってて、きちんと撮れてるわ、iPhoneすごいなという1枚。

まだウチにやってきて1ヵ月経ってない黒猫ミル。隠れた黒猫を発見するのは難易度が高いことを思い知らされた1年なのだった。黒猫に赤い舌は映えますな。2021年9月 アップル iPhone 13 Pro

 新しいiPhoneを手にしたときの恒例行事その2は、行きつけの「保護猫シェルター QUEUE」でiPhone片手に猫三昧。レンジフードの上にすっくと立ったチャトラが、なかなか凛々しかったので下から見上げてみた。

今どきのレンジフードはキャットウォークに最適なようで、ここで寝てる猫をよく見るのだが、このときは立ち姿がよかったのである。2021年10月 アップル iPhone 13 Pro

 11月は冒頭写真。秋らしい青空をバックに……水の入ったペットボトルが横に立ってるけど、猫的には一向に気にしないのであった。

 12月は……って、毎月やってくと枚数が増えてしまうので、ぼちぼちトバしつつ、2月は「ポートレート」モード。黒猫ミルはまだ若いので、箱があるとまず入る。これ、何の箱だったか覚えてないけど、アップルのロゴとともにいい感じに収まったので、ごちゃっとした室内の様子をポートレートモードでぼかしてごまかしつつ1枚。

「ポートレート」モードで箱猫。ポートレートモードは照明のシミュレーションを選べるのだが、ネコを撮るときは「輪郭強調照明」がいい。2022年2月 アップル iPhone 13 Pro

 5月は望遠もの。iPhone 13 Proでは望遠カメラが3倍に伸びた。2倍のほうが使い勝手はよかったんだけど、ネコを撮るときはちょっとでも望遠のほうがうれしいことが多い。これは、とあるお寺の山門の影からちょっと顔出したキジトラさん。

3倍の望遠で撮ったキジトラ。こっちを警戒するように、ひょこっと顔を出したので、手にしていたiPhoneですかさず。年季の入った柱がいい味を出してくれた。2022年5月 アップル iPhone 13 Pro

 夏っぽい写真は、一足早く梅雨があけた6月下旬(あとになって、やっぱ梅雨明けは7月だったといわれたけど、気分的には6月下旬でOKだったよね)。とあるお寺に猫がいるというので出かけてみたら、あまりの暑さに井戸端でへちゃっとつぶれてるキジトラさんが……。あまりの夏っぽさに汗をかきながら、しゃがんで撮った1枚。井戸のポンプと本堂を入れて、その場の雰囲気を一緒に入れたかったのだ。ちょっと背景のエッジが不自然だけど、iPhone 14 Proでは修正されるだろうか。

暑くて動きたくない、と全身で表現してる姿が夏猫の風物詩。井戸端なのが少し涼しげ。2022年6月 アップル iPhone 13 Pro

 7月。「保護猫シェルター QUEUE」には、毎月訪れてるので、そこで撮った写真はいっぱいあるのだけど、そこから特に愛らしいものを厳選。

 まだ保護されたばかりで、ケージの中に隔離されていた猫兄弟を上から撮った写真だ。いやもう2匹が狭いハンモックでくっついてごろごろしてる姿は、やばすぎてやばい。お腹出してひっくり返ったりするさまなんざ、やばい。語彙不要なほどやばい。

こんな姿を見せられると、2匹一緒にお引き受けします、と言いそうになるんだけど、両者を見分ける自信はない。2022年7月 アップル iPhone 13 Pro

 最後は9月。長くiPhoneを使ってると、猫自撮りもうまくなるのである。猫が膝に乗ったりこっちにお尻を向けて座ったりしたとき、以前は手を伸ばしてフロントカメラを使って構図を確認しながら撮ってたのだけど、画質的にはリアカメラに劣るので、できればきれいに撮れるほうを使いたい。

 そこで腕を伸ばしてリアカメラをこちらに向け、構図は勘で撮る。幸いなことに、最近のiPhoneは猫がいると自動的にそこにフォーカスが合うので、そこに関してはiPhone任せでいいのだ。そんな感じで撮った1枚。猫の後ろに、やっと写ってるのが私だ。

人なつこすぎる猫を撮るときはiPhone。腕を伸ばしてiPhoneを猫の前に持ってきて、自分はあまり写らず、猫がメインになるように勘で撮ってみた。2022年6月 アップル iPhone 13 Pro

 さて、あと1週間もしないうちにiPhone 14 Proが届くはずである。猫撮りスマホとしてどのくらい進化しているか、お楽しみに。

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筆者紹介─荻窪 圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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