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パナソニックは世間を知らないという樋口氏、独自色見せる経営を、初任給も世界最高水準に?

2022年05月16日 09時00分更新

今回のひとこと

「お客様を知らない、世間を知らない、考え方が古い、思考停止になっている、誰もなにも決めない、スピード感が遅いと言われたパナソニックが、まともな会社になることが一番大切であると考えた。財務面でピカピカの会社にし、強い会社になることを目指したい」

(パナソニック コネクトの樋口泰行社長兼CEO)

 パナソニックグループで、BtoB向けソリューション事業などを行う社内カンパニーだったパナソニック コネクティッドソリューションズ(CNS)社。2022年4月1日にこれが新発足の独立法人のパナソニック コネクト株式会社になった。

 パナソニックグループが、持株会社制へと移行。7つの事業会社が自主責任経営を行う体制に再編したことに伴い設立した1社となる。

 CNS社で社長兼CEOを務めた樋口泰行氏が、パナソニック コネクトでも継続して、社長兼CEOを務め、「パナソニックコネクトが持つテクノロジー、エッジデバイス、ソフトウェア、コンサルティング、サービスといったケイパビリティにより、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントなどのお客様の現場でお役立ちをする」と、新会社の方針を示す。

 樋口社長兼CEOが打ち出した目標は、2024年度に売上高1兆1700億円、リカーリング比率50%、EBITDA1500億円、EBITDA率で13%を目指すというものだ。売上高は2020年度実績の1.4倍となり、EBITDAは、2020年度実績の12.4倍となる意欲的な目標となる。

 「これを目指せる土台を、この5年間で作ってきた。事業終息による利益の押し上げに加えて、Blue Yonderによる盤石な経営基盤と成長余地が大きい」とし、「これからの3年でここまでやりたい。目標を必達し、財務面でピカピカの会社にしたい」と語る。

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