週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

JAPAN INNOVATION DAY 2022「プレシードVC・アクセラが語る、地方エコシステム、ESG、Web3によるスタートアップのゲームチェンジ」レポート

地方で活動するVC、アクセラレーターが見るスタートアップの可能性

2022年05月12日 07時00分更新

 JAPAN INNOVATION DAY 2022(以下「JID」)では「地方に活動の場を広げるシードVC、アクセラが語る――コロナ、Web3、ESG×スタートアップ――」と題して、株式会社デジタルガレージ(以下「デジタルガレージ」)の松田氏、ライフタイムベンチャーズの木村氏を迎えセッションを開催した。各テーマについて両者に話を繰り広げた。

地方でアクセラ展開のVCと、プレシードVCが登場

 最初の登壇者はデジタルガレージの松田氏。同社が運営する老舗のアクセラレーションプログラムがOpen Network Lab (オープンネットワークラボ、以下「Onlab」)だ。2021年に大型資金調達をして話題になったSmartHRや、2019年にマザーズへ上場したギフティが卒業生として名を連ねている。現在134社のスタートアップが卒業し、そのうち11.6%がExitしているそうだ。

 そのOnlabは、地方でもOnlabの姉妹版とも言えるアクセラレーションプログラムを開催している。福岡ではスマートシティ、北海道では一次産業・ヘルスケア等がテーマだ。また2021年にはESGをテーマにしたファンドも組成。積極的に投資を実行している。

 続いてはライフタイムベンチャーズの木村氏。同社はヘルスケアやサステナビリティ分野を中心に、プレシード、つまり事業のトラクション、トラックレコードがなくても投資をする点に特徴がある。これまで2つのファンドで24の会社に投資を実行。19社が投資時にはプロダクトがなかったそうだが、16社が次のシリーズAの資金調達に成功しているとのことで、順調に成長している投資先の多さが窺える。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事