週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

E inkタブレットやレーザープリンターも登場したファーウェイブース

2022年03月06日 12時00分更新

 ファーウェイはスペイン・バルセロナにて開催されたMWC Barcelona 2022にて、新製品を発表し、会場内のブースにて展示を行った。前回(スマホなし! PCや周辺機器に舵を切ったファーウェイMWCブースレポ)はパソコンをメインに紹介したが、当記事ではE inkディスプレーを採用したタブレット「MatePad Paper」などを中心に、ブースと発表会時のタッチ&トライコーナーをレポートする。

ホール1のファーウェイブース

E ink搭載タブレット
MatePad Paper

 ファーウェイがMWC Barcelona 2022に合わせて発表した新製品のうち、特に注目を集めていたのが、E inkディスプレー搭載の「MatePad Paper」。モノクロながら10.3型(1872x1404ドット)と大型のパネルを採用。さらに同社のスタイラスペン「M-Pencil(第2世代)」も付属し、4096段階の筆圧検知性能により手書き入力も滑らかにできる。

E inkディスプレー搭載の「MatePad Paper」

10.3型とかなり大型

 OSはファーウェイ独自の「HarmonyOS 2」を採用。Androidベースではあるものの、画面上のインターフェースはMatePad Paper用にかなりカスタマイズされている。

電源ボタンは指紋認証センサーと一体型

 E inkディスプレーということで、画面の書き換えスピードが気になるところ。実機を試したところ、E inkディスプレーそしてみるとかなり早い。もちろん液晶や有機ELといったパネルと比較すると差はあるものの、電子書籍のページ送りや手書き入力の反応といった操作は問題ないレベル。

反応も良く書きやすい

付属のM-Pencilは側面にマグネットで装着できる

 ファーウェイオリジナルの電子書籍ストア「Bookstore」に対応しており、アプリストア「HUAWEI AppGallery」も利用可能。各種アプリをインストールできるため、「MatePad Paper」を電子書籍リーダーとして活用するには、「Bookstore」だけでなくサードパーティーの電子書籍サービスがHUAWEI AppGalleryにアプリを提供するかどうか。そのあたりが普及のポイントになりそうだ。

本体の厚さは約6.65mm

 本体サイズは約182.7(W)×6.65(D)×225.2(H)mmで重量は約360g。「M-Pencil」のほか専用カバーの「Folio Cover」も付属する。価格は499ユーロで発売時期などは未定。

機能が充実したエントリータブ
HUAWEI MatePad

 タブレットの新製品としては、10.4型の「HUAWEI MatePad」を発表。液晶ディスプレーで解像度は2000×1200ドットとなっており、マルチウィンドウにも対応。最大で4つのアプリを同時に表示可能だ。

エントリーモデルながら機能や性能を充実させた「HUAWEI MatePad」

 別売となるが同社のスタイラス「M-Pencil(第2世代)」にも対応。またパッケージによっては、専用キーボードカバーの「Smart Keyboard」が付属する。SoCはファーウェイ製のHUAWEI Kirin 710A。OSはHarmonyOS 2を採用している。

 価格は279ユーロ(4GB/64GB、約3万5000円)からで、Smart Keyboard付きの上位パッケージは379ユーロ(4GB/128GB、約4万7000円)。発売時期は未定。

レーザープリンターが登場!
PixLab X1

 ファーウェイは現在スマートフォンやタブレット以外のコンシューマー製品にも注力している。その流れを受けて発表されたのが、モノクロレーザープリンターの「PixLab X1」。スクエアなデザインで、本体上部はスキャン機能も装備しているのでコピーやデータ化もできる。本体サイズは約320(W)×288(D)×367(H)mm。

モノクロレーザープリンターの「PixLab X1」

スキャン機能もあり複合機的な使い方ができる

 印刷性能は解像度が標準で600×600dpi、高品質で1200×600dpi。印刷紙ピードは最大毎分28枚となっている。トナーは本体前面パネルを開けてカートリッジにアクセスし交換可能。1カートリッジで約1500枚の印刷が可能だ。

スクエアなデザイン

フロントパネルをあけると、トナカートリッジにアクセスできる

トナカートリッジはひとつで約1500枚の印刷が可能

 操作パネル部分にHuawei Share用のエリアが用意されており、スマートフォンなどの対応端末ならタッチするだけで印刷可能。そのほか専用のアプリをインストールすれば、外出先からの遠隔プリントにも対応する。価格は329ユーロ(約4万1000円)で発売時期は未定。

本体上部の操作パネル

防水対応のアウトドア向けスピーカー
HUAWEI Sound Joy

 持ち運び可能で、IP67の防水性もあるためアウトドアでの使用にも対応したスピーカー「HUAWEI Sound Joy」。スピーカーは20W(50×75mm)と10W(19mm)のツイーターの組み合わせで、79dBAでの出力が可能となっている。

ポータブルスピーカーの新モデル「Sound Joy」

防水仕様でアウトドアでの使用も問題なし

 本体サイズは約73(W)×73(D)×202(H)mmで重量は約680g。価格は149ユーロ(約1万9000円)。

 今回のMWC Barcelona 2022ではスマートフォンの新モデル発表はなかったが、現在販売中製品のモデルとして、折りたたみ型の「HUAWEI P50 Pocket」や「HUAWEI nova 9」を展示していた。

フリップタイプの「HUAWEI P50 Pocket」

HUAWEI P50 Pocketを折りたたんだ状態

2021年秋に発表された「HUAWEI nova 9」

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事