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スマホなし! PCや周辺機器に舵を切ったファーウェイMWCブースレポ

2022年03月05日 17時00分更新

 ファーウェイはスペイン・バルセロナにて開催されたMWC Barcelona 2022にて新製品を発表し、会場内のブースにて展示を行なった。今回発表された製品は、スマートフォンこそなかったものの、タブレットからパソコン、そしてプリンターなど多岐にわたる。この記事ではパソコン関連の新商品についての展示をレポートする。

例年、ファーウェイのコンシューマー製品はホール3にブースがあったが、今回はホール1に移動

ディスプレーが14.2インチに拡大された
MateBook X Pro

 ファーウェイのモバイル向けのノートPCとしてはハイエンドモデルとなる「MateBook X Pro」の最新モデル。プロセッサーは第11世代Core Uシリーズを採用。ディスプレーサイズは前モデルが13.9インチだったのに対して、14.2インチと拡大。それでもさらにベゼルレス化がすすみ、フットプリントの大きさはほとんど差がない。

「MateBook X Pro」の2022年モデル

ディスプレーは14.2インチへと拡大

 パネルは有機ELで3120×2080ドット。90Hzのリフレッシュ高速駆動やP3色域/10億色以上の表示など高品質。さらにタッチ操作に対応しており、付属のスタイラスは4096段階の筆圧検知と2msの答速度となっている。

指紋認証センサー内蔵の電源ボタン

本体右側面

右側面のポート類

本体左側面

左側面のポート類

 本体内の空冷システムも改良されており、エアインテークを3つに増やし冷却効率をアップ。それによりパフォーマンスモード時はTDP最大30Wでの動作が可能となっている。

空冷システムの改良により、エアフローは60%向上

パフォーマンスモードでのTDPは15Wから30Wにアップ

 ちなみにウェブカメラはキーボード内蔵式から、ディスプレー上部のベゼルの埋め込み型へと変更されている。すでにグローバルで発売中で、価格は1899ユーロ(i7/16GB/1TB、約23万8000円)となっている。

ウェブカメラはベゼル部に配置

MateViewを踏襲したデスクトップPC
MateStation X

 液晶一体形のデスクトップPCで、ファーウェイからは同じ形状のディスプレー「MateView」が販売されているが、「MateStation X」はそのデザインを踏襲。スタイリッシュな形状に仕上がっている。

AIOデスクトップの「MateStation X」

薄型のスッキリとしたデザイン

 ディスプレーは28.2インチ(3840×2560ドット)の液晶パネル。MateViewと同じく3:2のアスペクト比となっている。またタッチ操作にも対応しており、ディスプレーを触って直接作業も可能だ。

スタンド部分側面にポートがあり目立たない

 プロセッサーはAMDのRyzen 5 5600HまたはRyzen 7 5800Hの2ラインアップ。メモリーは16GB、SSDは最大で1TBのモデルを用意する。価格は2199ユーロ(Ryzen 7/16GB/1TB、約27万6000円)

プロセッサーはAMDのRyzenシリーズを採用

2 in 1のノートPC
MateBook E

 タブレット型の本体に、キーボード付きのケースを装着して使用できる2 in 1タイプのノートPC「MateBook E」。2 in 1タイプのMateBook Eはしばらくラインアップから外れていたが、ファーウェイがPC参入時にフィーチャーしたモデルでもあり、原点回帰ともいえるPCだ。

2 in 1タイプの「MateBook E」が再登場

 ディスプレーは12.6インチ(2560x1600ドット)の有機ELパネル。プロセッサーは第11世代Core Uシリーズを採用。本体部分の重量は709gで厚さは約7.9mmとなっている。価格は649ユーロ(i3/8GB/128GB、約8万1000円)からだが、これは本体のみ。999ユーロのモデル(i5/8GB/256GB、約12万5000円)から、キーボード付きケースの「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」が付属する。

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