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日産「AURA」の上質感と柔らかな走りは幅広い年齢層に受け入れられる

2021年12月11日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

日産/AURA e-POWER(261万300円~)

 先日、全国ワンマンライブツアーを終了したアイドルユニット「純情のアフィリア」の東京公演にて、組長(ユミ長)という謎の愛称がつけられてしまった「あっち、こっち、ゆみちぃ」こと寺坂ユミさん。そんな寺坂さんをASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長として招いて、色々なクルマに試乗してもらう当企画。今回は日産自動車のAURA(オーラ)e-POWERで、上質コンパクトの世界を体験してもらうことになりました。

別企画で乗った日産のe-POWER搭載モデル

 日産とゆみちぃの出会いは、今年5月の日産グローバル本社ギャラリー取材の時にさかのぼります(純情のアフィリアが日産の歴史と最新フェアレディZ&GT-Rを学ぶ!)。

 この時「フェアレディZ」と「NISSAN GT-R」にテンション爆上げの部員達に白い目を向けながら、メンバーの葉山カナさん、桜田アンナさんと共に、ショールームを見学。日産の歴史と未来に触れました。さらにゆみちぃ部長はNISSAN INTELLIGENT MOBILITYの一端を触れるべく、日産リーフNISMOでスマホ連携やプロパイロット・パーキングを体験しました(日産のリーフ NISMOで自動駐車機能に純情のアフィリア・寺坂ユミが驚愕!)。

ゆみちぃ部長が少しだけ試乗した日産リーフ NISMO

日産リーフNISMOの先進技術に大満足! のゆみちぃ部長

 その時「今度は新型NOTE e-POWERにも試乗してみてくださいね」と広報担当者からうれしいお誘いを頂いたゆみちぃ部長。「是非乗りたいです!」と笑顔で応えたものの、AURAが出ることを知っていた不肖は「AURAで行きましょう」と一言。で、ちょっと時間がかかってしまいましたが、今回その約束をはたす運びとなりました。

AURAはNOTEの上級グレード的なモデル

日産/NOTE e-POWER(202万9500円~)

 初めて(に近い)日産車に触れるゆみちぃ部長。まずはAURAについてご説明申し上げましょう。日産は昨年、人気のBセグメントハッチバック「NOTE」をフルモデルチェンジしました。このセグメントには、T社からはヤリス、H社からはFITと、各社から特徴のあるクルマが登場しています。AURAは、そのNOTEの兄弟車であり、いわば上級グレードにあたる1台になります。

日産/AURA e-POWER(261万300円~)

 AURAがターゲットとするユーザー層は、いわゆるダウンサイザー。つまり今まで大きな車に乗っていたけれど、コンパクトカーに乗り換えたいという方です。具体的には、ファミリーカーとしてセダンやミニバン、SUVなどに乗っていた方が、子離れにともなって、夫婦2人が乗るに取り回しのよいクルマに乗り換える、というわけです。ですがNOTEだと、内装などの面で我慢を強いられてしまいます。もちろんNOTEにもメダリストという上級グレードがあったのですが、それでもユーザーニーズを満たしていなかったというわけ。そこで、一段上としてAURAが誕生したというわけです。

「SF映画に出てくる未来のクルマみたいですね」とゆみちぃ部長

ホイールのデザインがカッコイイ! と部長

 「それって、私のお父さんやお母さんが乗るクルマってことですよね? 全然そういうクルマには見えません」とゆみちぃ部長。「近未来的なデザインですし、私が乗りたいくらいですよ」というではありませんか。取材に同行する我々に対してのお目付け役マネージャー氏(男性)も「NOTEのことはよくわかりませんが、僕も買うならコレがイイなと思います。大きさも丁度いいですし、見た目もカッコイイ」と称賛。ということで興味津々にクルマのまわりをグルグル見回すゆみちぃ部長。中でも「このホイールのデザイン、結構好きかも」とお気に入りのようです。

AURA e-POWERのフロントビュー

AURA e-POWERのサイドビュー

AURA e-POWERのリアビュー

 このボディーを、もう少し詳しく見てみましょう。ボディーサイズは全長4045×全幅1735×全高1525mm。高さ制限のある立体駐車場でも難なく納めることができます。NOTEに比べてボディーサイズは40mmワイド化。それにともなって、超薄型LEDヘッドライト/LEDシーケンシャルターンランプ(兼デイタイムランニングランプ)を採用するとともに、フォグランプや横一文字に点灯するリアコンビネーションランプといった灯火類もすべてLED化。これらは近未来のクルマの印象を与えると共に、高級感を与えることに一役かっています。

エンジンフードを開けた様子

これがe-POWERだ!

 エンジンフードをあけてe-POWERを拝見。「e-POWERという名前はCMなどで聞いたことがあるのですが、そんなに“いいパワー”なんですか?」というダジャレが飛び出したところで、再び部員Kがご説明申し上げましょう。

モーター駆動、e-POWER、パラレルハイブリッドの動作の違い

 e-POWERは、搭載するガソリンエンジンで発電した電気で動力モーターを駆動するというシステム。このメリットは、エンジンが最も効率のよいポイントで動作することから燃費の向上が図れるほか、モータードライブならではのトルクフルな走りが楽しめるというところ。何より電動モーターではバッテリー充電という問題があります。充電時間もかかりますし、充電ステーションの数だって未だ十分ではありません。「誰でも電動車のメリットである、静かでパワフルな走りが受けられる」という点で、e-POWERは実に理にかなったシステムと言えましょう。

これがe-POWERなんですね! とゆみちぃ部長

 今回お借りしたAURAには、最高出力が100kW(136PS)、最大トルクが300Nmまで引き上げられた第二世代e-POWERを搭載。今回試乗した4WDモデルの場合、4WDモデルのリアモーターは現行ノートと共通の50kWというスペックになりますが、100kW化したフロントモーター、17インチ化したタイヤのパフォーマンスなどに合わせて専用チューニングが施されているとのことです。

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