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ゲーミングノートPCの高スペックは欲しいがデザインは普通がいい人に最適!

2560×1600ドットと縦に長い液晶で動画や画像編集もしやすい、i9-11900HとRTX 3060でスペックも高性能なMSI「Creator Z16 A11U」

2021年08月24日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 最後にPCMark 10および3DMarkなど、PCの性能比較を行なう上で代表的なUL製ベンチマークのスコアを紹介しておこう。PCMark 10(Standard)スコアは6820。Essentialsが10068、Productivityが9596、Digital Content Creation(DCC)が8911といった高スコアだ。クリエイティブで重要なのはDCCスコアだが、ホーム用途やビジネス用途でも高性能であることが分かる。

 PCMark 10では、クリエイティブ分野で代表的なAdobeの製品やそのコンポーネントを用いているわけではないが、それらでも用いられているAPI「OpenCL」を多用しており、PCMark 10での高スコアはOpenCLを利用するアプリケーション、そしてクリエイターが実際に利用するアプリケーションでも十分に高い性能を発揮できると予想できる。

PCMark 10(Extended)のスコア

 3DMarkはフルHDテストで見るとDirectX 12のTime Spyが6902、DirectX 11のFire Strikeが15836。十分に高スコアだがGPU部分で紹介したとおり上位GPUはある。本格的な3Dコンテンツ制作が主目的ならそうしたスペックを求めるのがよりよいが、Creator Z16 A11Uも3Dコンテンツ制作にも対応可能な性能と言えるだろう。

3DMark Fire Strikeのスコア

3DMark Time Spyのスコア

3DMarkのスコア
Time Spy Extreme 3262
Time Spy 6902
Fire Strike Ultra 4262
Fire Strike Extreme 8068
Fire Strike 15836
Port Royal 3928

3DMarkのCPUスコア

 VRMarkはVR性能を計測するベンチマークだ。Orange Roomは9215、Cyan Roomは5486、Blue Roomは2006ポイントだった。VRMarkにはTargetフレームレートというものが設定されているが、Orange、Cyanはこれを上回るフレームレートが得られている。

VRMark、Orange Roomのスコア

VRMark、Cyan Roomのスコア

VRMark、Blue Roomのスコア

コンテンツの可能性を広げるデザイン&スペック

 Creator Z16 A11Uは、クリエイティブ用途でもっとも求められるCPU性能、クリエイティブアプリケーションで処理を加速化するGPU性能、4K映像といった大容量ファイルの取り扱いや、高画素写真の複雑な処理を可能にするメモリとストレージの拡張性を兼ね備えている。とくに今回評価を行なったCreator-Z16-A11UET-010JPおよびCreator-Z16-A11UET-3109JPはIntel Coreの中でも最上位グレードのCore i9を採用しておりクロックが高い。CPU性能を求める方はここに注目してほしい。

 そしてデザインだ。これだけの性能をモバイル可能な筐体サイズ、重量で実現している。内部スペックだけを見ればゲーミングノートPCに近いことは確かだが、液晶パネルのスペックはまさにクリエイター向け。デザインも落ち着いたものに仕上がっている。Creator Z16 A11Uならどのようなコンテンツ制作が可能なのか、モビリティを手に入れることで業務にも可能性が広がることが想像できるのではないだろうか。

Creator Z16 A11U 詳細ページ
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