週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

現行ノートPCとしてはトップクラスの性能を薄型・軽量ボディに搭載

i9-11900HとRTX 3080、さらに4K液晶パネルなのに熱処理万全で薄いという最強ゲーミングノートPC「GS66 Stealth 11U」登場

2021年07月20日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 MSIのGSシリーズは、同社が販売するゲーミングノートPCラインナップの中でも「モダン」寄りのモデル。ゲーミングスペック、それもハイエンドゲーミング向けのハードウェアを搭載しつつスリムかつスッキリとシンプルなデザインだ。そのためメインターゲットのゲーミングだけでなく、ホーム/ビジネスといったシチュエーションを選ばない。ゲーミングと同様にCPUやGPU性能を求めるクリエイティブ用途にも最適と言えるだろう。

 今回紹介するのはGSシリーズの最新15.6型モデルGS66 Stealth 11Uで、お借りした製品型番はGS66-11UH-321JP。解像度が4K(3840×2160ドット)、リフレッシュレートが60Hzといった液晶パネルのスペックなので、ゲーミングはもちろんだがクリエイティブニーズにもマッチする。ここでは後者、クリエイティブ視点からGS66 Stealth 11Uを見ていこう。

GS66 Stealth 11Uの主な仕様
モデル GS66-11UH-321JP GS66-11UG-1026JP
ディスプレイ 15.6インチ、4K(3840×2160)、ノングレア、リフレッシュレート60Hz、Adobe RGB相当 15.6インチ、フルHD(1920×1080)、ノングレア、リフレッシュレート300Hz
CPU Core i9-11900H(2.5〜4.9GHz/8コア16スレッド)
GPU GeForce RTX 3080 Laptop GPU
16GB GDDR6
GeForce RTX 3070 Laptop GPU
8GB GDDR6
メモリ 32GB(16GB×2)DDR4 16GB(8GB×2)DDR4
SSD 1TB(M.2 NVMe)
LAN 2.5GbE&Wi-Fi 6E
Webカメラ 92万画素(顔認証機能対応、マイク内蔵)
インターフェース Thunderbolt 4 Type-C(USB PD対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-A×3、HDMI×1、ヘッドホン出力(Hi-Res対応)/マイク入力 コンボジャック×1
サイズ 358.3(W)× 248(D)× 19.8(H)mm
重量 2.1Kg
OS Windows 10 Pro
実売価格 39万7800円前後(7月19日現在) 29万9500円前後(7月19日現在)

ワークステーションノートとしても通じる「モダン」ボディ

 GS66 Stealth 11Uのカラーリングはブラック。マットな表面加工をほどこし、ゲーミングでもビジネスでもどちらにも合う。外観はワークステーションを意識したようなフラットデザインが特徴だ。GS66 Stealth 11Uはムダを排しシンプルさを追求している。ゲーミングノートPCなので天板部中央にはMSIゲーミングでお馴染みのドラゴンエンブレムがあるが、外観でゲーミングを感じさせるのはここだけだろう。一見してこのスタイリッシュなノートPCがゲーミング向けであるとはさとられまい。

シンプルなデザインなのでどのようなシーンで用いても違和感なく馴染んでくれる

 際立つのはスリムさだ。もちろん、モバイルノートPCのスリムさとは異なりあくまでゲーミングノートPC、あるいはワークステーションノートPCとしての薄さである。仕様上では18.3~19.8mm。この内部に最新ハイエンドスペックが詰め込まれているとはなかなか想像しづらいだろう。

液晶パネルを閉じても最大19.8mm(奥側)、パームレスト部分だけなら約13mm

 あらかじめGS66-11UH-321JPのハードウェアスペックを紹介しておくと、CPUはIntelの第11世代Core i9-11900H(8コア16スレッド)で、GPUはNVIDIA GeForce RTX 3080 Laptop GPUだ。どちらもモバイル向けでは最上級チップである。当然、熱量も大きいため相応の冷却機構を搭載する必要はあるのだが、一般的にスリムさとの両立は難しい。MSIがGS66 Stealth 11Uで採用しているのは3基のファン、7本のヒートパイプ、0.1mm厚の極薄ファンブレードで枚数を増やしたファンを搭載した「Cooler Boost Trinity+」だ。これだけのスペックを詰め込んでいるが、アイドル時は寝静まった夜でもほとんど気にならない動作音で、ベンチマーク実行時(電源設定:Extreme Performance)もゲーミングPCとして比較的静かだった。これなら夜間のゲームプレイ、夜間のレンダリングやエンコーディング処理をあまり気にせず行なえるだろう。

底面には大面積の給気口を持ち、背面と側面の左右に排気口を設けている

 GS66 Stealth 11Uの専有面積は358.3×248mm。15.6型パネルを採用しているため、ビジネスでお使いの13~14型モバイルノートPCと比べればひと回り大きいが、最新トレンドである狭額縁パネルを採用しているため15.6型としてはコンパクトだ。重量は2.1kg。モバイルノートPCほど手軽とは言えないが、自宅と職場のような持ち運びなら問題ないだろう。そして99.9Whrバッテリーを搭載しており出先での利用も視野に入る。

15.6型なのでノートPCとしては大き目だが持ち運びも検討できるサイズ感

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう