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タルタルソースにも、油淋鶏のタレにも

今が旬「らっきょう」自家漬けは初心者でも簡単! カレー以外にもいろいろ使える!

2021年07月15日 17時00分更新

文● 渡辺りえ(りえぞー)/編集●ASCII編集部

 みなさん、こんにちは! 渡辺りえ(りえぞー)です。私の趣味は、おいしいものを食べること! というわけでこの連載では、趣味を生かしておうちでの食事が豊かになるちょい足し術やユニークな調味料などを紹介しています。が、今回は少し趣向を変えて「ちょい足しに使う材料を自分で作ろう」というお話です。

 スーパーや八百屋さんでこの時期「らっきょう」が売られていますね。らっきょうの旬は5~7月。というわけで、今回はらっきょうの甘酢漬けを作っていきたいと思います。自分で漬けるのは難しい、と思い込んでいるかもしれませんが意外にも簡単。作っておけばカレーに添えるだけではなく様々な料理にも活用できて便利ですよ。

らっきょうの甘酢漬けを作ろう!

小粒のらっきょうのほうが好きですが、今回は見つけられず大粒ならっきょうを使用しました

 まずは材料をそろえます。 必要なものは、らっきょう、らっきょう酢、瓶。

 らっきょうは、個人的には写真のものよりもっと小粒なものが好みです。漬かるのも早いし、大きすぎないほうがサイズ的に食べやすい気がします。買う時はサイズも気にして選んでみるといいかもしれません。

 そして、市販のらっきょう酢。はちみつなどがブレンドされたらっきょうの甘酢漬けに適したものです。本当は家で酢から作ったほうが好みの味になるのでしょうけど、我が家は市販品で十分満足しています。決まった商品も特にありませんが、ズボラなので「塩漬け不要」と書いてあるものを選んでいます。写真の商品は、比較的甘い味だったと思います。

 らっきょうの漬け方は、らっきょう酢に書いてあるはずなので詳しくは書きませんが、塩漬け不要の場合、らっきょうの薄皮を剥く→熱湯にさらす→水分をとって酢に漬け込む、というのがだいたいの手順。塩漬け不要のらっきょう酢さえ買ってしまえば想像より手間じゃないと思いますよ!

薄皮を剥いたらっきょう酢を熱湯にさっとさらす

水気をとってから、酢に漬け込む

 注意してほしい点としては、熱湯にさらした後のらっきょうは、しっかりと水分を切ってください。我が家では、キッチンペーパーで水気を拭き取っちゃうこともあるのですが、本来はザルにあけて数時間、自然乾燥させておくと良いようです。水気はカビの原因になるのでくれぐれもご注意ください。きちんと清潔を保てば1年はもつ保存食になりますよ。

完成! 漬け込んでから10日頃から食べられるようになります。今回は大きめな瓶で大量に作りましたが、小さめな瓶で漬けるなら瓶の煮沸消毒も楽なはず

左が去年のらっきょう(去年は2回漬けました)。1年経つと色も変わってきますが、去年のも十分食べられます。心強いですね

らっきょうがあるとこんなに便利!
あんな料理にもこんな料理にも使える

 さて、ここからが本題です。皆さんもしかして、こんなにらっきょうを消費できるのかなって不安に思っていませんか? ご心配いりません。冒頭でも書いたように、らっきょうはカレーに添えるだけでなく、料理のアレンジ、ちょい足しなど多岐に使えます!

①「だいたいタルタルソース」

 まずはこの連載で以前もご紹介した、らっきょうにマヨネーズを加えたタルタルソース! 簡単に作れてとてもオススメです。

①らっきょうをみじん切りにする→②マヨネーズをあえる→「だいたいタルタルソース」に

 作り方は、らっきょうの甘酢漬けをみじん切りにして、マヨネーズと混ぜるだけ。らっきょうとマヨネーズの分量はだいたい1:1です。お好みでブラックペッパーを加えてください。あくまで代替品ではありますが、揚げ物のお供やサンドイッチに使えます。

簡単にできる「だいたいタルタルソース」。タルタルの代替に。

 鯖の水煮缶とだいたいタルタルソースを合わせて、簡単「鯖バーガー」も作れます!

「鯖バーガー」。鯖の水煮缶とトマト、レタス、だいたいタルタルを挟みました。

②主役級のサラダに

アジと夏野菜、らっきょうのサラダ

 2品目はちょっと独特なサラダ。上に散らしている輪切りの野菜が、らっきょうです。

 食べやすいサイズにカットしたアジに小麦粉をまぶして油で揚げ、お好みの夏野菜(新玉ねぎか紫玉ねぎはマスト)とあわせてサラダに。仕上げに刻んだらっきょうを上からトッピング。 ドレッシングは、レモンとオリーブオイル、薄口醤油少々で仕上げています。 

 さっぱり食べ応えがあって超おいしい! 食べ応えがあってばっちり食卓の主菜になります。今回はアジを使いましたが他の魚でもよし。夏にオススメです!

③油淋鶏風のタレ

材料はこちら。ポン酢、醤油、ゴマ油が必須。ネギやミョウガなどはお好みで

 らっきょうは夏に食べたいさっぱりな「油淋鶏」のタレにも活用できます。用意するのは、ポン酢、醤油、ゴマ油に、らっきょうの甘酢漬けとネギ、ミョウガなどお好みで。私はいつもだいたいの目分量で作っていて、ポン酢をベースに、醤油をその半分くらい、ゴマ油少々……でいけると思います。あとは刻んだ薬味を加えるだけ。作ってみたら自分の好みで味を調整してください。

甘酸っぱい油淋鶏のタレ風に

 揚げた鶏肉に合わせると油淋鶏ができあがります。このタレは油淋鶏としてだけではなく、市販の唐揚げを買ってきて合わせてもいいし、キュウリなど野菜に合わせてもいいし、万能に使えて便利です!

爽やか油淋鶏。タレにらっきょうを使っています


 以上でした。

 この記事を通して、皆さんのらっきょうへの興味が増したらうれしいです。 お口の中がさっぱりするらっきょうは、夏にピッタリ! 是非、自家製らっきょうに挑戦してみてください!

 なお、らっきょう漬けについてYouTube番組「アスキーグルメNEWS(5月28日号)」でも紹介しています。

渡辺りえ(りえぞー)

食べることとアナログゲームが大好きな声優・MC。新しい味を求めてお料理に調味料をあれこれ足しちゃう”ちょい足しレディー”の顔も。YouTube番組「アスキーグルメNEWS」にレギュラー出演中☆
■出演:アニメ「グラゼニ」、ゲーム「一血卍傑-ONLINE-」イシコリドメ、「劇場版まどか★マギカ The Battle Pentagram」/「もけ部」いぶき など
Twitter:@w_riezou

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