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小型PC好き必見!拡張性をできるだけ詰め込みたいならこのマザーで決まり

かなり攻めたMini-ITXマザーボード!9フェーズVRMに超大型ヒートシンクと実用で性能を発揮する「MPG B560I GAMING EDGE WIFI」

2021年06月30日 11時00分更新

文● 石川ひさよし
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 軽く性能を見てみると、PCMark 10(Standard)は5059ポイント。CPUにコスパ重視のCore i5-11400を組み合わせたが、Essentialsシナリオは10910と高く普段使いにちょうどよい。CINEBENCH R23でCPU性能を見ると、CPU(Multi-Core)が10355、CPU(Single-Core)が1409となかなかよいスコアが得られた。もちろん8コア16スレッドや、さらに高クロックのCPUを求めるニーズもあると思われるが、そのあたりは予算との相談になるだろう。Core i5-11400が現在24,000円前後。本マザーボード+Core i5-11400なら5万円でお釣りが来る。サイズ/コスパの観点からは魅力ある組み合わせではないだろうか。

PCMark 10(Standard)。とくにホーム用途のEssentialsが良スコア

CINEBENCH R23。Core i5の下位モデルとあなどるなかれ、マルチスレッド側のスコアは1万点を超えてくる

 また、Core i5-11400の統合グラフィックス機能はIntel Xeグラフィックスの系統だ。GPU名としてはIntel UHD Graphicsだが、従来のUHD Graphicsとはアーキテクチャが変わり性能も向上している。ざっとマザーボードのデフォルト設定のままベンチマークを計測してみたが、STREET FIGHTER V ベンチマークでは画質:低、解像度:1920×1080ドットの設定で平均92.18fps(FPS制限を解除時)を記録、World of Tanks enCore RTではプリセット:中で4907ポイント「良好な結果」を記録した。ほか、XeのGPU機能という点ではハードウェアエンコーダー/デコーダーも強化されているので、配信用、映像編集用PCといった用途にも適しているかもしれない。

Street Fighter V Benchmark。グラフィック品質を低に落としているがVSYNCオンでも十分なフレームレート

World of Tanks enCore RTも画質最低~中なら楽しめる。こちらの画質設定は「最低」

画質設定を「中」にしてみた結果

B560だがコスパ全振りではない。実用で性能を発揮するMini-ITXマザーボード

 MPG B560I GAMING EDGE WIFIは、LGA1200 CPUをベースに小型で、さらに拡張性をできるだけ詰め込んだPCを組めるマザーボードだ。Mini-ITXであるため“全部入り”を望むことは難しいが、ここまでの解説のようにひと通りの機能が盛り込まれ、かつM.2スロットのスイッチングチップのようなプラスアルファも加えられている。今回の検証環境では第11世代Coreを組み合わせたが、さらにコストを抑えるために第10世代Coreを組み合わせる、使い回すといった用途でここが活きてくるだろう。“使える”メイン・サブの小型PCを組むなら本製品だ。

MPG B560I GAMING EDGE WIFI詳細ページ
MSIサイト

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