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10万円以下で買える、お買い得な4K/144Hzゲーミング液晶

4KでHDMI 2.1対応でPS5もOK! GIGABYTEの28型液晶「M28U」は万能選手だ

2021年06月28日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII
提供: 日本ギガバイト

 2019年後半からディスプレーの主流サイズになりつつあった27型。解像度の選択肢はフルHDから4Kまでに増え、対応するリフレッシュレートも120~165Hzが珍しくなくなっている。そんなところに登場したのが、GIGABYTEの28型4Kゲーミング液晶ディスプレー「M28U」だ。10万円以下で、今欲しい機能がガッツリ詰まった本製品を見ていこう。

GIGABYTEの液晶ディスプレー「M28U」

 GIGABYTE M28Uは28型だ。27型ではなく28型? となった読者もいるハズだが、使用感は27型と変わりなく、また設置要件についても27型に近く、気持ち大きいくらいの認識でいい。サイズはスタンド込みで636.5×534.2×193.6mm、スタンドを外した状態は636.5×372.3×63.1mmになり、モニターアームは27型対応のものでも問題なく扱えるだろう。重量はスタンド使用時は6.93kg、スタンド未使用時は5.18kgだ。

スタンドはV字型で後方にほとんど伸びていない

 スタンドはスイベル-5~20度、高さは最大130mmまでリフトアップできる。GIGABYTEのディスプレー全般にいえることだが、机に接触する寸前まで液晶を下げることができ、やや見下ろした状況で使用したい場合にも都合がよくなっている。

机(台座)に接触する寸前まで液晶を下げられる。ここまで下げられる製品は珍しいのだが、GIGABYTEのディスプレーはほぼこれができるところがすばらしい

 背面に発光部はない。OSD操作用のレバーと後述するKVMボタン、各種インターフェースがあり、AORUSブランドのディスプレーに比べて大人しいビジュアルだ。ゲーミングディスプレーとしての素性はいいため、発光機能が不要であれば、この点はうれしい部分になるだろう。

インターフェース

OSDを操作するレバーと、KVM機能の切替ボタンを備える

ソフトウェアのOSD Sidekickでほとんど設定できるが、輝度や音量は背面スティックで操作したほうが早いこともある

 パネルはスーパースピードIPSを採用し、解像度は4K、最大リフレッシュレート144Hzで、HDMI 2.1とDisplayPort 1.4(HBR3)に対応する。リフレッシュレートについては、60/90/120/144Hzに設定可能であり、PCだけでなくPS5やXbox Series Xで、4K+120Hzで楽しみたい用途にも応えてくれる。

 そのほかのカタログスペックを見ると、コントラスト比1000:1、輝度300cd/m2、応答速度は1ms(GTG)/2ms(MPRT)。解像度と最大リフレッシュレートからすると、バランスのいい性能といえる。M28Uをチェックしていた際、隣りの席にいたジサトラハッチが、ふと見たら本製品をネットで購入している真っ最中だったことからも、いかにこの製品が魅力的かわかるだろう。

応答速度も申し分なく、プレイするジャンルを縛ることはない

PS5で120Hzに対応するゲームタイトルもちゃんと遊べる

 色についてはDCI-P3カバー率94%、sRGBカバー率120%。傾向としては、やや白っぽさがあり、暗い部屋だととくに感じやすい。逆にある程度の明るさがあれば、気になるほどではなく、パネル自体の素性の良さはすぐに感じられるだろう。厳密な色調整は6軸カラーコントロールにより可能だが、それなりの知識とハードウェアキャリブレーターが必要になる。

 一般的なゲーム用途であればそのままでもいいし、どうも色がキツいと感じたら、WindowsのHDRモードをオンにしてみるといい。同モードを実行時、いわゆるSDRソースにはBT.709(sRGB)が割り当てられるため、本来想定されている色合いに近い画面を楽しめ、この点はDisplay HDR400認証であるのも寄与している。

 また2021年後半に登場するWindow 11にはオートHDRが実装される予定だ。具体的な仕様は不明なままだが、Display HDR400であれば最低限の要件は満たしており、新しい楽しみ方ができるだろう。

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