Core i7-11800HにGeForce RTX 3050 Tiと最新スペック
ゲーミングPCに必須の高性能CPU・高性能GPU・高リフレッシュレート液晶を搭載、17万円台とコスパも優れた「Pulse GL66」で大量ベンチマークテスト
万能高性能PCとして、クリエイティブやビジネスでも
引き続き、PCとしてのアプリケーション性能も見ていこう。
PCMark 10(Standard)では、Overallが6589。Essentialsシナリオは10095、Productivityシナリオは9386、Digital Content Creationシナリオは8196といった具合で、バランスよく高スコアで揃っている。いわゆる万能型のPCであり、ゲーム以外の用途においても高い性能が期待できる。
CINEBENCH R23では、CPU(Multi Core)が10128、CPU(Single Core)が1496だった。マルチスレッドで10000を超えるあたりは8コア16スレッドCPUの恩恵で、ノートPCでありながらデスクトップCPUと比較しても遜色ない。またシングルスレッドで1500に迫るスコアもかなり優秀と言える。これを引き出せるのは高性能な冷却機構を搭載しているためだろう。Pulse GL66はデュアルファンの「Cooler Boost 5」を冷却機構に採用している。そのヒートパイプは従来のものよりも内部の径を拡大したものを採用することで熱輸送効率を高めている。なお、ゲームや3DベンチマークはゲーミングノートPCとしては静かなのだが、CPUベンチマークではもう少し動作音が大きくなる。とはいえ、一般的なゲーミングノートPCレベルではある。
先の3Dベンチマークもeスポーツタイトルならば十分、個々のCPUベンチマークも高性能ということが分かったところで、ではクリエイティブ用途ではどの程度実用的なのか、いくつかのベンチマーク結果を紹介しておこう。
アプリケーションベンチマークの結果は以上のとおりだ。実際のクリエイティブ用途において、ノートPCはおそらく最終的な作品というよりはデータ制作やレンダリングにしても確認用となるだろう。その範囲においては十分に通用するレベルと言えるのではないだろうか。もちろんアニメーションシーンのプレビュー用途が重要というならば、より高性能なGPUを搭載しているほうが快適だろう。一方、トランスコーディングやクリエイティブ系アプリケーションでのアクセラレーション機能を利用する用途では、GPUが一定以上の性能である必要はないため、GeForce RTXでありそのエントリーであるGeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUでも十分な効果を期待できる。
そのほか、普段の一般的なビジネス用途でも、GeForce RTXはオンラインビデオ会議の背景合成やノイズキャンセリングといった機能で利用できる。ゲーミングだけでなくクリエイティブ業務にも十分な性能を備え、さらにGeForce RTXの機能はビジネスでも活用できる。ビジネスにゲーミングノートPCという選択にお悩みの方も、Pulse GL66のコストパフォーマンスなら検討に値するのではないだろうか。
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