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デスクトップPCと同世代へと進化!最上位はGeForce RTX 3080 Laptop GPUを搭載するゲームチェンジャー

RTX 30シリーズを搭載する「GS66 Stealth 10U」、次世代ゲーミングノートPCの実力をベンチマークレビュー

2021年01月27日 07時00分更新

文● 石川ひさよし
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 MSIから15.6型の最新ゲーミングノートPC「GS66 Stealth 10U」が発表された。CPUは第10世代Core、GPUはNVIDIAの最新、最上位のGeForce RTX 3080 Laptop GPUを搭載するゲームチェンジャーだ。今回はその外観や簡単なベンチマークをお届けしよう。

MSIの15.6型ゲーミングノートPC「GS66 Stealth 10U」

 GS66 Stealthは2020年に発表され、今回の製品は2021年モデルになる。GS66 Stealthはゲーミングドラゴンのエンブレムこそ付けているものの、よい意味でかなり落ち着いたデザイン。ブラック1色で、フラットとストレートから構成されている。ハデな意匠はない。パッと見では通常のノートPCに見える。これは、ゲーミングはもちろんビジネスハイエンドにも、幅広い用途にマッチするだろう。

直線で構成したシンプルなデザイン。一見するとスタンダードノートPCのようにも見えるが最新ハードウェアを搭載したハイエンドゲーミングノートPCだ

天板もブラック。ドラゴンのエンブレムもブラックなのであまり目立たない

 シリーズには3つのラインナップがあり、手元に届いたGS66-10UH-001JPは4K/60Hzパネルを搭載する一方でCPUがCore i9、残る2つのモデルはフルHD/240Hzないしは300Hzという高リフレッシュレートパネルにCore i7を組み合わせている。前者は60fpsをターゲットに高解像度プレイを狙うようなプレイスタイル、後者はより高いフレームレート、スムーズな描画を求めるプレイスタイルといった具合で性格が分かれる。ビジネス視点でも共に快適だが、前者はよりワークステーション用途向きだろう。

GS66-10UH-001JPは4Kパネル。輝度、視野角、色味も十分

 GS66-10UH-001JPは4Kパネルを採用。リフレッシュレートが60Hzなのでゲームをプレイするのは主にフルHDやWQHDといった解像度で利用することになるが、ゲームを離れれば高精細なパネルはテキストを表示しても目に優しく生産性を向上させてくれる。

 インターフェースはパーフェクトと言ってよい。USB 3.2 Gen2 Type-C×2、同Type-A×3で、Type-Cのうち1ポート(左)はThunderbolt 3とUSB PDをサポートしている。USB PDはもちろん規格上100Wまでなので本体給電ではなくほかのデバイスを充電(ACアダプタ接続時で5V×3A=最大15W、バッテリ駆動時で5V×1.5A=最大7.5W)する用途向けだ。また、右側面にあるLAN端子は2.5GbEに対応している。加えて無線LANはWi-Fi 6対応なのでこちらも最新規格で高速通信ができる。

左側面には電源ジャック、Thunderbolt 3(USB 3.2 Gen2 Type-CおよびUSB PD対応)×1、HDMI×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×1

右側面にはオーディオジャック、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、LAN(2.5GbE)×1

無線LANはWi-Fi 6対応

 Thunderbolt 3対応は次世代USB規格の先取りという点でも、あるいは高速、大容量データを取り扱うクリエイティブ用途でも購入時のポイントとなるだろう。また、ネットワークに関しても有線ではデスクトップPCで採用が進む2.5GbE、無線でもAPやルータで普及が始まってきたWi-Fi 6対応と、従来よりも高速の有線/無線LANに対応しているので将来性と快適さが得られる。

左側面、コンセントマーク(USB PD)と雷マーク付きのType-C端子がThunderbolt 3

ゲーミングノートPCなので有線LAN端子を完備。2.5GbE対応

 大人しい外観のGS66 Stealth 10Uだが、ゲーミングノートPCなのでキーボードにはフルカラーLEDバックライトを搭載している。キーボード本体は「MSIと言えば」のSteelSeriesコラボ。発光設定などは「SteelSeries Engine 3」から行なえる。キーレイアウトは多少ゲーミング寄りで「Fn」キーをスペースキーよりも右に配置していたり、Enterキーの右に1列PageUp/PageDown、Homeなどのキーを置いたりしている。また、その列の一番上が電源ボタンだ。テンキーがないため見た目は非常にスッキリとしている。また、ゲーミング向けかつスリムであってもある程度の厚みがあるため、ノートPCの中で見ればストロークやタイピング時の反発力なども快適だ。

LEDバックライトを搭載したキーボード(日本語レイアウト)

SteelSeries Engine 3からキーボードのLEDバックライト設定が可能

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