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Samsung Portable SSDを使いこなす!

M1 Macで外付けSSDが遅いという噂は本当か?Intel Macとの比較も交えて徹底検証

2021年04月30日 11時00分更新

予算や目的に合わせてPortable SSDを選ぼう

 導入に多少の手間は必要だが、堅牢なメタルボディとパスワードロックや指紋認証で安心して持ち歩けるSamsung Portable SSD。なかでもイチオシは「X5」だ。T5、T7と比べると携帯性は若干ダウンするが、USB外付けSSDを圧倒する転送速度を発揮するThunderbolt 3採用のハイエンドモデルとなる。

 M1 MacはIntel Macと比べて、多少ライト性能がダウンする傾向にあるが、実測でリード2500MB/sec、ライト1300MB/sec台というハイエンドモデルに相応しい性能を発揮。保存するデータを問わず快適に使用できる。

Thunderbolt 3とNVMe SSDで高速な転送速度を発揮するPortable SSD X5。容量は500GB/1TB/2TBの3モデルを用意している

Portable SSD X5のラインアップと価格
型番 容量 実売価格
MU-PB500B/IT 500GB 2万5000円前後
MU-PB1T0B/IT 1TB 4万1000円前後
MU-PB2T0B/IT 2TB 6万9000円前後

USB 3.2 Gen2+NVMe SSDの高速モデル

 次いで高速かつコンパクトなのが指紋認証モデルを用意する「Portable SSD T7」だ。優れた携帯性と堅牢性を両立する厚さ8mm、重さ58gとなる名刺サイズのコンパクトメタルボディと、10Gbpsの転送速度に対応するUSB3.2 Gen2インターフェースで、持ち運び時も快適なデータアクセス、保存を可能にする。さらにセキュリティーを高める指紋認証サポートのT7 Touchがあるのも魅力だ。

高速性と、優れた携帯性、堅牢性を備えるPortable SSD T7とT7 Touch(写真はT7 Touch)。T7は3色、T7 Touchは2色のボディカラーを展開する

Portable SSD T7はチタングレーのほか、カラフルなインディゴブルーとメタリックレッドがある

Portable SSD T7のラインアップと価格
型番 容量 実売価格
MU-PC500×/IT 500GB 1万2000円前後
MU-PC1T0×/IT 1TB 2万円前後
MU-PC2T0×/IT 2TB 4万円前後

型番 x=T チタングレー、H インディゴブルー、R メタリックレッド

Portable SSD T7 Touchのラインアップと価格
型番 容量 実売価格
MU-PC500×/IT 500GB 1万3500円前後
MU-PC1T0×/IT 1TB 2万3000円前後
MU-PC2T0×/IT 2TB 4万2000円前後

型番 x=K ブラック、S シルバー

タブレット&スマホとの相性良好な極小ボディ

 最後はSamsung Portable SSDのロングセラーモデルで、74×57.3×10.5mmと最もコンパクトかつ51gと軽量なT5になる。転送速度も、外付けストレージとしては十分高速と言える転送速度で、写真や動画といったユーザーデータの保管や、Time Machineのバックアップなどにおすすめできる。価格も容量1TBで1万6000円前後と手ごろになっている。

シリーズ中最もコンパクトなPortable SSD T5。MacBookだけでなく、iPadなどのモバイルデバイスとの相性も良い

Portable SSD T5のラインアップと価格
型番 容量 実売価格
MU-PA500B/IT 500GB 9000円前後
MU-PA1T0B/IT 1TB 1万6000円前後
MU-PA2T0B/IT 2TB 3万円前後

SamsungのPortable SSDで
M1 Macのストレージ容量をアップ

 M1 MacBook Airなど、M1搭載Macでは内蔵ストレージが大幅に高速化したものの、容量アップは購入時のみかつコストはかなり高めだ。そんなウィークポイントも、外付けSSDストレージに速度を必要としないファイルや、使用頻度の低いファイルを移せば解消できる。

 最近M1 Macの内蔵ストレージの容量不足に悩んでいる人や、この春からM1 Macとともに新生活をスタートした人は、Samsung Portable SSD Softwareでの高セキュリティーに、高い携帯性、堅牢性を備えるSamsungのPortable SSDを選んで、より快適なさらなる高みを目指そう。

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