週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

M2 Macは200%オーバーの速度向上も!

外付けSSDの転送速度をM2 MacとM1 Macで比較

2022年10月28日 16時00分更新

 PCに限らず、タブレットやスマホの外付けSSDのイチオシとなる「Samsung Portable SSD」シリーズ。これまでも、そのパフォーマンスや、便利なセキュリティー機能などの魅力をお伝えしてきたが、そのパフォーマンスをMac環境でガッツリと測ったのは、かれこれ1年も前だった。環境もM1 MacとインテルMacで、macOSは Big Surだったので再計測することにした。

 カラバリに心惹かれるM2チップを搭載した最新「MacBook Air」と、M1搭載「MacBook Air(2020)」とともに、最新Samsung Portable SSDを用意した。macOSは、macOS 13となるVenturaが登場しているが、テスト時はまだベータ提供だったので、ここではmacOS Monterey 12.6を使用した。

MacBook Airのスペック表
機種 MacBook Air 13インチ(M2,2022) MacBook Air 13インチ(M1,2020)
Model No. A2681 A2337
CPU M2 M1
macOS Monterey 12.6 Monterey 12.6
SSD容量 512GB 256GB
メモリー容量 16GB 8GB

最速のThunderbolt 4/USB4の外付けSSDも検証!

 パフォーマンスをチェックする外付けSSDを紹介しよう。まずは対応デバイスが多いUSB 3.2 Gen2インターフェースを採用し、リード最大1050MB/sec、ライト最大1000MB/secの性能を備える「Samsung Portable SSD T7 Shield 1TB」(以下、T7 Shield)。高速な外付けSSDとして、すでに流通在庫のみになっているが、リード最大2800MB/sec、ライト最大2300MB/secという高速性で、Macの外付けストレージとして愛用している人が多いThunderbolt 3インターフェース採用の「Samsung Portable SSD X5 1TB」(以下、X5)。そして最速の一角に位置するSamsungのPCIe4.0対応NVMe M.2 SSD「980 PRO 1TB」と、Thunderbolt 4/USB4対応SSDポータブルケースの玄人志向「GWM.2NVMe-40GC」で組んだ最速の外付けSSD(以下、980 PRO外付け)の3製品を用意した。

扱いやすいUSB 3.2 Gen2を採用するT7 Shield。Shieldの名のとおり、耐衝撃性高めるラバー素材で覆われており、iPadの外付けストレージにもおすすめだ

Thunderbolt 3接続対応の高速性と、ポータブル性で人気だった「Samsung Portable SSD X5」

PCIe4.0×4インターフェース対応のPCでは、リード最大7000MB/sec、ライト最大5100MB/secのパフォーマンスを発揮するNVMe SSDの980 PRO

アルミボディを採用する「GWM.2NVMe-40GC」。最大40GbpsのThunderbolt 3/4とUSB4に加え、10GbpsのUSB 3.2 Gen2などにも対応する。高速な外付けストレージが欲しい人は注目だ

アルミボディに包まれた変換基板に980 PROを取り付ければ、最速の外付けストレージの完成だ

いずれのモデルもコネクター形状はUSB Type-Cになっている。ただ、Thunderbolt 4/USB4は、対応するケーブルを使う必要がある。テストでは、それぞれの製品に付属するケーブルを利用している

GWM.2NVMe-40GCはThunderbolt 4対応だが、macOSシステムからの認識は、M2、M1 MacともにThunderbolt 3だった

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう