週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ミドルクラスのゲーミングPCにマッチ! 基本とトレンドをしっかり押さえた高コスパなATXタワーケース「XPG STARKER」

2021年04月28日 12時00分更新

グラボを垂直配置で横からバッチリ見ることができる

 内部のシャシー、ドライブベイなどの配置については、最近のPCケースのトレンドを踏襲している。裏面配線に対応し、電源は下部配置。強化ガラスの面からは配線をほとんど見えないようにすることができる。

 搭載できるパーツについては、ビデオカードは長さ350mmまで、CPUクーラーは高さ165mmまで、電源ユニットは奥行き160mmまでとなっている。

内部は、裏面配線で下部の電源部もカバーがある。最近の「中身が見える」PCケースでは標準的なスタイルだ。グラフィックスボードは長さ350mmまで、CPUクーラーは高さ165mmまで搭載できる

 拡張スロットの垂直配置用ブラケットが付属しており、垂直配置ができるのも特徴。凝ったデザインやRGB LEDイルミネーション機能などを備えたビデオカードを強化ガラス越しにバッチリ見せることができる。

拡張スロットの垂直配置用のブラケットが付属している。グラフィックスボードを強化ガラス越しに見せたい場合に活用しよう

 2.5インチのSSD/HDDは、マザーボードベースの裏に2基、電源ユニットの上部、3.5インチベイの上部に1基ずつ、最大で4基を搭載可能だ。3.5インチHDDは、最大3基まで搭載できる(それぞれ2基は排他仕様)。ATXケースとしては少なめだが、一般的な用途では実用十分だろう。メインストレージのフォームファクターはすでにM.2が主流でもある。

マザーボードベース裏に2.5インチベイが2基ある。ベイ部分だけを手回しネジで取り外せるので作業がしやすい

電源ユニットは奥行き160mmまでの対応。奥のストレージベイを取り外せば、180mm程度までは可能かもしれない

コの字の内側に3.5インチを1基、上に3.5インチ/2.5インチのストレージを取り付けられる。下からネジで固定されている

ビジュアルと堅実な実用性を兼ね備えた優良PCケース

 XPG STARKERは、本格的な強化ガラスとXPG得意のアドレッサブルRGBイルミネーションによるビジュアルが特徴。奥行きを400mmに抑えており、設置場所の自由度が高い点も魅力だ。そのぶん、ストレージの拡張性は割り切っているが、現代の自作事情を考えればマイナス要素でなく、英断といっていい。

 また、エアフロー効率化を図りつつ、高い冷却拡張性を確保。着脱が容易なアンチダストフィルターでトラブルの原因になりやすいホコリの侵入を防げる。「システム全体の放熱を担う」というPCケースの基本であり、もっとも重要な役割の部分がしっかり設計されているので、安心して利用することができる。

 実売価格は1万円前後だ。本格的な強化ガラス仕様やイルミネーション機能を搭載していることを考えるとコストパフォーマンスは非常に高い。構成としては、6~8コアのCPU、GeForce RTX 3070あたりまでのGPUを搭載したシステム向き。このくらいのミドルクラスのゲーミングPCを組みたいと考えている方は検討してみてはいかがだろうか。


Amazon.co.jpへのリンク

「XPG STARKER」の主なスペック
フォームファクター ATX
対応マザーボード ATX、Micro ATX、Mini-ITX
拡張スロット数 7スロット(水平時)、4スロット(垂直時)
ストレージベイ 3.5インチ×2+1(3.5/2.5兼用)
2.5インチ×2+2(3.5/2.5兼用)
ファン フロント:140mm×2 or 120mm×3
トップ:140mm or 120mm×2 リア:120mm×1
ラジエーター互換 フロント:280mm/360mm、トップ:280mm/240mm
CPUクーラー高 最大165mm
GPUボード長 最大350mm
フロントパネルIF USB3.2 Gen1 Type-Aポート×2、マイク/ヘッドフォン端子、
アドレッサブルRGB制御ボタン、電源ボタン、リセットボタン
サイズ 215(W)×400(D)×465(H)mm
 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう