グラボを垂直配置で横からバッチリ見ることができる
内部のシャシー、ドライブベイなどの配置については、最近のPCケースのトレンドを踏襲している。裏面配線に対応し、電源は下部配置。強化ガラスの面からは配線をほとんど見えないようにすることができる。
搭載できるパーツについては、ビデオカードは長さ350mmまで、CPUクーラーは高さ165mmまで、電源ユニットは奥行き160mmまでとなっている。
拡張スロットの垂直配置用ブラケットが付属しており、垂直配置ができるのも特徴。凝ったデザインやRGB LEDイルミネーション機能などを備えたビデオカードを強化ガラス越しにバッチリ見せることができる。
2.5インチのSSD/HDDは、マザーボードベースの裏に2基、電源ユニットの上部、3.5インチベイの上部に1基ずつ、最大で4基を搭載可能だ。3.5インチHDDは、最大3基まで搭載できる(それぞれ2基は排他仕様)。ATXケースとしては少なめだが、一般的な用途では実用十分だろう。メインストレージのフォームファクターはすでにM.2が主流でもある。
ビジュアルと堅実な実用性を兼ね備えた優良PCケース
XPG STARKERは、本格的な強化ガラスとXPG得意のアドレッサブルRGBイルミネーションによるビジュアルが特徴。奥行きを400mmに抑えており、設置場所の自由度が高い点も魅力だ。そのぶん、ストレージの拡張性は割り切っているが、現代の自作事情を考えればマイナス要素でなく、英断といっていい。
また、エアフロー効率化を図りつつ、高い冷却拡張性を確保。着脱が容易なアンチダストフィルターでトラブルの原因になりやすいホコリの侵入を防げる。「システム全体の放熱を担う」というPCケースの基本であり、もっとも重要な役割の部分がしっかり設計されているので、安心して利用することができる。
実売価格は1万円前後だ。本格的な強化ガラス仕様やイルミネーション機能を搭載していることを考えるとコストパフォーマンスは非常に高い。構成としては、6~8コアのCPU、GeForce RTX 3070あたりまでのGPUを搭載したシステム向き。このくらいのミドルクラスのゲーミングPCを組みたいと考えている方は検討してみてはいかがだろうか。
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「XPG STARKER」の主なスペック | |
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フォームファクター | ATX |
対応マザーボード | ATX、Micro ATX、Mini-ITX |
拡張スロット数 | 7スロット(水平時)、4スロット(垂直時) |
ストレージベイ | 3.5インチ×2+1(3.5/2.5兼用) 2.5インチ×2+2(3.5/2.5兼用) |
ファン | フロント:140mm×2 or 120mm×3 トップ:140mm or 120mm×2 リア:120mm×1 |
ラジエーター互換 | フロント:280mm/360mm、トップ:280mm/240mm |
CPUクーラー高 | 最大165mm |
GPUボード長 | 最大350mm |
フロントパネルIF | USB3.2 Gen1 Type-Aポート×2、マイク/ヘッドフォン端子、 アドレッサブルRGB制御ボタン、電源ボタン、リセットボタン |
サイズ | 215(W)×400(D)×465(H)mm |
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