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テレワークでノートPCと接続して作業効率をアップさせる利用にもオススメ

縦・横・高さと可動域の広い27型WQHDディスプレーが3万円台で手に入る高コスパ、MSI「PRO MP271QP」レビュー

2021年03月13日 11時00分更新

文● ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

作業領域も広く、写真もくっきり見やすい

 実際にアドビ「Lightroom Classic CC」で現像作業をしてみたが、机上に設置しての27型WQHDという環境は、非常に作業しやすいサイズだと感じた。表示スケールを100%で利用しても、十分文字を認識できるし、フルHDより広い作業領域で現像作業ができるのはありがたい。

 また、高さやチルトの調整幅が大きく、スイベルも30度と一般的なディスプレーより振り幅が広いので、着座姿勢に合せてディスプレーを向けやすく、見やすい環境で作業ができる。やはり、長時間画面に向かう用途なら、細かく設置を調整できるディスプレーを選ぶほうが、のちのちの作業効率にも直結してくる。

 テレワークでノートPCに接続して利用する場合でも、高さを0〜120mmの範囲で調整できるので、ノートPCを手前に置いてじゃまにならないようセカンドディスプレイとして利用できるのもいい。ピボットさせて、画面を縦にして文書やWebサイトの閲覧用に使えば、ノートPCと並べて利用できるだろう。さまざまな使い方が考えられるディスプレーなので、自分の作業環境にマッチさせやすいはずだ。

 MSIが提供する「Display Kit OSD」を活用すれば、ウィンドウの整列や色味の変更も可能。色味の変更はディスプレーの設定を変えるものではなく、PC側のグラフィックスの設定を変更するものだが、ブルーライト低減の効果を再現可能で、PC側でそれらが操作できるのは便利。各色味の設定をアプリに割り当てられるので、アプリを起動と同時にベストな色味にしてくれる。

「Display Kit OSD」をインストールすれば、Windows標準ではできないウィンドウの整列が可能。

グラフィックスの設定を調整して、ブルーライト低減の効果も行なえる。

3年保証でコスパに優れたディスプレー

 「PRO MP271QP」は、実売価格3万4000円前後。27型WQHDの解像度で、高さやスイベル、ピボットも可能なことを考えると、コスパ的には優れていると言える。3年間のメーカー保証もついており、国内の修理センターが対応してくれるので、購入後も安心だ。

 テレワーク用に、そして写真や動画を編集する作業用として、ワークスペースに設置したい製品として、オススメしたい。

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