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条件次第で1円のシャオミのSIMフリースマホ「Redmi 9T」は大画面大容量バッテリーが魅力

2021年03月05日 12時00分更新

CPUにSnapdragon 662搭載でコスパは抜群

 プロセッサーはSnapdragon 662を搭載し、メモリーは4GBでストレージは64GB。1万円台のエントリークラスはSnapdragonの400番台を搭載したモデルが多く、使い始めると非力さを感じることも多い。その点Redmi 9Tは600番台ということもあり、ある程度ストレスなく使用できる。

 各種ベンチマークの結果は下記のとおり。1万円台のモデルとしては十分なスコアを計測している。

AnTuTu Benchmark

Geekbench 5

3DMark

Geekbench 5を2回連続で行なった直後に計測すると、カメラの右横近辺が39度から40度という温度だった

 ただ画面の切り替えやスクロールなど、若干もたつくというかひっかかるときがある。特にニュース一覧といった縦に長いスクロールをすると、画像の読み込みなどが追いつかずもたつくケースがある。

 とはいえ、ストレスが溜まるほどもたついたり止まったりするわけではない。スマーフォンのライトユーザーや、動画視聴用のセカンドスマホといった使い方なら十分だ。

 モバイル通信は4G(LTE)までで、5Gには非対応。SIMスロットはトレー式でnanoSIM2枚がセットできるデュアル仕様となっている。さらにmicroSDカードスロットをセットするスペースも用意されているので、デュアルSIM運用時でもmicroSDが利用可能。本体ストレージが64GBと少なめなので、この仕様はありがたい。

SIMはデュアル仕様で、nanoSIM2枚とmicroSD1枚が同時にセットできる

 バッテリーが6000mAhと大容量なのもRedmi 9Tの特徴。ユーザーの使い方にもよるが、ライトな使い方なら2日以上はもちそう。充電はUSB Type-Cからで、18Wの急速充電に対応。本体付属の充電機は22.5Wとなっている。

バッテリー残量が60%後半時の充電状況

【まとめ】多少かゆいところに手が届かないが
全体的にバランスよくまとまったスマホ

 残念なのは「FMラジオ」機能。対応周波数が87MHzから108MHzと海外仕様で、日本国内のFM周波数(76.1MHzから89.9MHz)とはずれている。国際的には日本が独自で、ラジオについてはインターネット経由のradikoも普及しているため、目くじらをたてるほどではないが、日本でシェアを獲得していきたいなら、こういった細かな仕様にも目を配ってほしい。

 全体としてはバランス良くまとまっていて、1万円台の端末に対する満足度が2段階ほどアップした印象。「Redmi 9T」は、スマートフォン購入を相談され「普通に使えればいいから安く」と言われたときに、候補の筆頭にあげられるモデルだ。

シャオミ「Redmi 9T」の主なスペック
ディスプレー 6.53型液晶(19.5:9)
画面解像度 1080×2340
サイズ 約77.3×162.3×9.6mm
重量 約198g
CPU Snapdragon 662
(2GHz、オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
OS Android 10(MIUI 12)
対応バンド LTE:1/2/3/4/5/7/8/18/19
/20/26/28/38/40/41
W-CDMA:1/2/4/6/8/19
4バンドGSM
カメラ アウト:約4800万画素
+800万画素(超広角)
+200万画素(マクロ)
+200万画素(深度センサー)
/イン:800万画素
バッテリー容量 6000mAh(18W充電対応)
生体認証 ○(指紋、顔)
USB端子 Type-C
イヤホン端子
SIM形状 nanoSIM×2
カラバリ カーボングレー、オーシャングリーン
 

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