「心技体」どのスキルから習得するかはプレイヤー次第
本作の主な成長要素は「スキル」の習得にある。「心」「技」「体」それぞれでツリーのような習得画面が用意されており、基礎となるスキルから順に習得していく。
たとえば、「心」では奥義(必殺技)の習得のほか、ドロップ率の上昇やアイテム所持量の増加など、システム的な恩恵が強く得られる。
「技」カテゴリでは、主にコンボ数の拡張、そして「ジャストガード」や「パリング」といった上級者向けの戦闘アクションを解放できる。
「体」カテゴリでは、ジャンプ中に宙返りが可能になったり、掴み攻撃、回転回避、ジャスト回避などプレイの幅を広げるアクションを解放できる。
すべての家紋を見つけると、シークレットエンドも!?
ステージの各所にある「アクに封じられた家紋」。宙に浮いた状態で封印されており、攻撃すると封印を解くことができる。いわゆるやり込み要素の1つで、各ステージに複数個用意されているようだ。ぜひすべてのステージをくまなく探索し、すべての家紋を見つけてシークレットエンドを見届けてほしい。
感想~アクションもギミックも楽しめる良質なアクションRPG~
カートゥーンアニメというと「子供向け」というイメージが強いが、本作はそれをいい意味で大人でも楽しめるようゲームに落とし込んでいると感じた。筆者は原作アニメを見ていないが、すんなりと物語は掴めるし、「アク」がとにかく嫌味ったらしいので、自然と倒したくなる(笑)。
ダンジョンは謎解きのようなものも多く、『ゼルダの伝説』を好きな人は非常に楽しめるだろう。ステージごとにさまざまなギミックが用意されていて、序盤のステージ3「試練の洞窟」では仕掛けられたトラップの数々を突破するのに苦労させられたのが印象深い。
ボス戦は普通に近距離で戦うと回復アイテムをガブ飲みするような難しさだが、サブ武器を使えば一気にラクになるのがポイント。道中でいかにサブ武器の弾を補充・温存できるかが重要だと感じた。
もちろん、ジャストガードなどを駆使して近接オンリーで倒すことも可能で、さながら狩りゲーや格闘ゲームのように相手のアクションを見極められたときは、とてもサムライっぽく立ち回れてすごく気持ちよかった。
また、武器ごとにアクションが異なるうえ、武器が壊れるので、自然とさまざまな武器を使いたくなるのが大きな魅力だと感じた。スキル習得でコンボを強化すると、アクションも次々に強力かつ派手になっていくので、あらゆる武器に精通するジャックになり切った気分を味わえる。
今回は難易度「サムライ」(中難易度)でプレイしたところ、やや難しめな印象を受けた。どうしても厳しいと感じる場合は、いわゆるイージーに相当する「ジャック」でプレイしたり、クリア済みのステージで修行してから先に進めるといいだろう。
なお、1つだけ気になった点があるとすれば、回復ポイントが1回使ったら消えてしまうところだろうか。そのため、「いつ使うか」というタイミングに気をつけないと、ピンチからのリカバリーが難しい。
とはいえ回復ポイント自体は多く配置されているし、回復アイテムもショップなどで購入できる(かなり割高だが)ので、理不尽というほどではない。
ステージごとにクリアタイム、倒した敵の数、使用したアイテム数、コンティニュー数に応じたスコアも表示されるため、やり込み派のプレイヤーも楽しめる。さらに、クリア後にはフリーミッションなども解放され、長く遊べるのもポイントだ。
PS4/Switch/PC(DMM GAME PLAYER)で2021年1月21日に発売するので、「サムライジャック」が好きな人、あるいは歯ごたえのあるアクションゲームが好きな人は、ぜひプレイしてみてほしい。
Published by EXNOA LLC. ADULT SWIM, SAMURAI JACK: BATTLE THROUGH TIME, and all related characters and logos are TM & © 2021 Cartoon Network. A WarnerMedia Company. All Rights Reserved.
(提供:DMM GAMES)
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