週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Cyberpunk 2077最高画質プレイに必要なRyzenとRadeonの組み合わせについて考える

2021年01月05日 11時00分更新

RDNA2アーキテクチャーが強い

 CPUがある程度絞り込めたところで、GPU側の違いも検証してみよう。ここではCPUをRyzen 9 5950Xに固定し、Radeon RX 6000シリーズ3モデル&RX 5700の4GPUでどの程度フレームレートに差が出るかを検証する。検証方法は前のCPU編と同じ方法となる。

「Cyberpunk 2077」Ryzen 9 5950X環境、1920×1080ドット時のフレームレート

「Cyberpunk 2077」Ryzen 9 5950X環境、2560×1440ドット時のフレームレート

「Cyberpunk 2077」Ryzen 9 5950X環境、3840×2160ドット時のフレームレート

 今回はRadeon RX 5000(RX 5000)シリーズは1モデルしか検証していないが、その理由は上のグラフに示されている。RDNA世代のRX 5700では、フルHDでも平均60fpsに遠く及ばないのだ。Radeon RX 5700 XTはRX 5700の約1割増しの性能(参考記事:https://ascii.jp/elem/000/001/891/1891292/)なので、上位モデルであっても平均60fps到達はかなり厳しい。

 RX 5700とほぼ同等のRadeon RX 5600 XTや、エントリークラスのRadeon RX 5500 XTともなればさらにフレームレートが下がるのは当然。だがRDNA2世代のRX 6000シリーズならフレームレートが劇的に向上する(値段もそれなりに高いので当然ともいえるが)。

 一番安価なRX 6800でもフルHDでなら60fpsをキープでき、平均92fpsにまで到達した。2021年に投入されるであろうRX 6000シリーズの下位モデル(RX 6700?)がフルHD&ウルトラ設定で60fpsプレイのボーダーラインになるだろう。

 RX 6000シリーズの上位モデルに目を向けてみると、どの解像度設定でも型番通りのパフォーマンスが出ていることが分かる。RX 6900 XTに関しても、RX 6800 XTと比べてしっかりと差が出ている。ただ十分なフレームレートを出すにはWQHDが限界で、4Kになると30fps近くまで落ち込む。

 ナイトシティ観光なら可能だが、バトルを伴った攻略プレイには厳しい。FidelityFX等の付加機能を上手く利用すればなんとかなりそうだが、今回は割愛する。

Ryzen 5000シリーズとRadeon RX 6000シリーズの組み合わせでフレームレートはどう変わる?

 これまでの検証でCPUはRyzen 5000シリーズ、GPUはRX 6000シリーズが良いという至って当然の結果が出た。ではこの中のどれとどれを組み合わせるのが良いのだろうか? 例えばRX 6800 XTを使うのにRyzen 5 5600XはダメでRyazen 9 5900Xの方が良いというエビデンスは出せるのだろうか?

 以下の表はフルHD~4Kまでの解像度において、Ryzen 5000シリーズとRX 6000シリーズを組み合わせた時に平均fpsがどう変わるかを調べたものだ。もちろん検証方法は前掲のものと同一となる。

解像度ごとにCPUとGPUの組み合わせで「Cyberpunk 2077」の平均fpsがどう出るかを一覧にしてみた

 今回の検証は同じ地点から地点へ移動した時のフレームレートを「CapFrameX」で計測したものだが、手動計測ゆえに誤差も含まれると解説した。今回CPU4種とGPU3種の総当たりで検証した結果は、GPUが同じならRyzen 5000のどのCPUを使っても極端にフレームレートに影響が出ないことが判明した。

まとめ:Radeon RX 6000シリーズとRyzen 5000シリーズの組み合わせならばどれでもOK?

 今回はRadeon RX 6000シリーズの違いだけでなく、Ryzen 5000シリーズとの組み合わせについても考察した。全体の傾向的にはRyzen 7 5800Xが良い値を出しているように見えるが、誤差といっても良い程度の差でしかない。CPUに余力のないRyzen 5 5600Xでさえも、上位CPUと比べ明らかに不利であるというエビデンスは得られなかったつまり、最新のAMD製CPUとGPUで構成しておけば、Cyberpunk 2077は最高画質設定で快適に遊べるという、という結論になる。

 ただし、Ryzen 5 5600Xに関しては裏で何も処理をさせず、ゲームのみに専念させた場合に限る、という注釈が付く。OBSやDiscordを並走させる場合は、最低でもRyzen 7 5800X、可能ならばRyzen 9 5900Xがベストとなるだろう。

 ただ、Patch 1.06時点で未実装になっているRadeon向けのレイトレーシングに関してはまだ評価することはできない。これに関しては実装後に(機会があれば)再度検証してみたいところだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう