2020年11月19日19時より、日本国内でも販売が解禁となった“Big Navi”こと「Radeon RX 6000シリーズ」(以下、RX 6000シリーズ)。初期出荷分の流通量は非常に少なく、各ショップの在庫はあっという間に払底する人気をみせた。
その人気の理由のひとつは、GeForceの最新ハイエンドGPU(GeForce RTX 3080およびGeForce RTX 3070)に対し、「安い、速い、VRAM多い、ワットパフォーマンス高い」というアドバンテージを出せた製品であることだ。これまでのRadeonは「安い、やや遅い、VRAM多い、ワットパフォーマンス悪い」という微妙なポジションの製品が多かったと思うと、Radeonファンならずとも試してみたくなる。
前回は時間の関係で解説多め&検証少なめだったが、今回は前回まとめることができかなった検証を全部お見せしたい。RX 6000シリーズはAMD初のDXR(DirectX Raytracing)に対応したGPUであるため、DXRを使ったゲームでのパフォーマンスもじっくりと検証したい。
今回の検証環境も前回の環境と同一のものを使用している。CPUはRyzen 9 5950X、マザーボードはX570チップセット搭載製品とすることで、RX 6000シリーズの売りのひとつSAM(Smart Access Memory)を使った時と、使わなかった時のパフォーマンスの違いも合わせて検証したい。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 5950X」 (16C/32T、最大4.9GHz) |
CPUクーラー | Corsair「iCUE H115i RGB PRO XT」 (簡易水冷、280mmラジエーター) |
マザーボード | GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」 (AMD X570、BIOS T67) |
メモリー | G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」 (DDR4-3200、16GB×2)×2 |
ビデオカード | AMD「Radeon RX 6800 XTリファレンスカード」 AMD「Radeon RX 6800リファレンスカード」 ASRock「Radeon RX 5700 XT Taichi X 8G OC+」 NVIDIA「GeForce RTX 3080 Founders Edition」 NVIDIA「GeForce RTX 3070 Founders Edition」 |
SSD | GIGABYTE「AORUS GP-ASM2NE6200TTTD」 (NVMe M.2 SSD、2TB) Western Digital「WDS100T2X0C」 (NVMe M.2 SSD、1TB) |
電源ユニット | Super Flower「Leadex Platinum 2000W」 (80PLUS PLATINUM、2000W) |
OS | Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」 (October 2020 Update) |
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