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あのチキンハンバーグが地域の野菜とコラボ

下仁田町産の下仁田ねぎ食べたことある?ミートボールのイシイ、意外な通販商品

2020年12月16日 19時45分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

 「イシイのミートボール」にはお弁当でお世話になったのではないでしょうか。ミートボールやハンバーグで知られる石井食品は、実はオンラインストアでこだわりのハンバーグを展開しています。

 そのひとつが「下仁田町産下仁田ねぎを使ったハンバーグ」。群馬県甘楽郡下仁田町産の特産品である"下仁田ネギ"を使用したハンバーグです。

「下仁田町産下仁田ねぎを使ったハンバーグ」石井食品のオンラインストアで販売。2つ税込756円

 石井食品では2016年から生活者と生産者をつなげることをテーマにした「地域と旬」の取り組みを約30の地域で展開。地域の風味を大切にする生産者や地域住民の皆さんを応援したいという想いで"地域商品"を販売してきました。

 「下仁田町産下仁田ねぎを使ったハンバーグ」もそんな地域商品のひとつ。群馬県下仁田町の葱農家さんが1年3ヵ月手間暇を惜しまず、心を込めて作った下仁田ねぎをソースに使用。甘味があり、香りととろみが強い下仁田ねぎが活かされた商品です。2つで税込756円(送料別)。

 石井食品ときくとスーパーで並んでいる商品のイメージが強いため、地域の生産者と組んだ商品づくりまでしているとは意外かもしれません。

 歴史を振り返ると、石井食品は1946年の創業当初、佃煮の製造を手掛けていました。チルド製造にシフトしたのは1970年代。1970年に業界初の調理済みハンバーグ「チキンハンバーグ」を、1974年には「ミートボール」を発売しました。そんな石井食品の現在の目標は「日本一、生産者と地域に貢献する食品会社になる」こと、だそうです。

 へえ、石井食品って佃煮からスタートしたのですね。現在、ミートボール、ハンバーグ以外にも佃煮やおせち、栗製品など様々な加工食品を手掛けており、幅広い食品に関わるからこその社会貢献の理念なんですね。

イシイの「下仁田町産下仁田ねぎを使ったハンバーグ」を食べてみました

 さて、肝心のハンバーグを食べてみました。石井のチキンハンバーグをべースにしたチルド商品。湯専か電子レンジで加熱できます。

 下仁田ねぎは、一本ねぎで白根の長さは20cm、直径は6~9cmもある一本ねぎです。熱を通した時の甘みととろみが特徴。

 実は最近だと、下仁田町産ではない新種の下仁田ねぎも出てきていますが、聞くところによると風味は本場下仁田町産が一番だとか。

 上野村の十石みそを使用したみそ仕立てのソース。いただいたところ、ねぎの甘みが際立った優しい味わい。ねぎといっても長ねぎはタマネギほど甘みがない印象ですが、下仁田ねぎを使用したソースは滋味あふれる甘さ。しかも、長ねぎのクセも少なく、下仁田ねぎならではの味わいが活きています。

 ご飯との相性もよく、おかずにぴったり。ただ、チルドのチキンハンバーグを使用しているため、お肉自体は「イシイのハンバーグ」らしいく、本格路線のハンバーグとは異なりますよ。軽い食後感で食べられる簡単調理のお惣菜といった感じ。

 カロリーはハンバーグとしては低めで、ひとつ230kcal。

購入ページには、下仁田ねぎの伝統栽培についても紹介されています。お客さんに”知って”買ってもらいたい想いがあるそう

千葉市原の姉崎大根を使用した商品も

 地域食材を活用した商品と聞くと「高級品なのかな?」と身構えてしまいますが、石井食品のハンバーグであれば比較的買いやすい価格で、ふだん食べる機会が少ない「下仁田町産の下仁田ねぎ」が気になった時に気軽にトライしやすのが魅力だと思いました。

「千葉市原の姉崎だいこんおろしソースハンバーグ」もオンラインストアで販売中。5つセットで税込1080円

 他にも「千葉市原の姉崎だいこんおろしソースハンバーグ」などが販売されています。こちらは、甘みが強い千葉市原の姉崎大根を使用。塩と酢でさっぱりした味わいに仕上げています。5つセットで税込1080円(送料別)。

通常のだいこんおろしソースとは違い、だいこんの綺麗な白さが残っているおろしソースが特徴

 大根の甘味が濃いためか、ソースに醤油を使用していないのに味付けはしっかりしています。たっぷりしたおろしソースでご飯の進みがよく、お子さんにも喜ばれそうですよ。

 現在は販売されていませんが、私は今年、幻のたまねぎと言われる「千葉白子町の新玉ねぎ」が気になって調べているうちに石井食品の通販サイトへたどり着きました。白子玉ねぎそのものと「白子町の新玉ねぎをつかったハンバーグ」がセットで販売されていて、迷わず購入。手に入りづらい白子玉ねぎと、それを活用したハンバーグの両方が楽しめてとても満足できました。

 スーパーではあまり並んでない食材を使用したものをいただけると、記憶に残る食体験になります。家での食事の機会が増える中、いつものミートボール、ハンバーグとはちょっと違う、地域の方の想いが詰まった商品を食卓に取り入れるのも悪くないですよ。


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