「日本一〇〇」ときくとなにやら心が湧きたちます。日本一高い構築物は東京スカイツリー、日本一高いビルはあべのハルカス。「日本一高い」といっても別の基準なのですね。日本一という言葉に惹かれるあまり少しヤキモキしてしまう一面もあります。
さて、こちらの日本一はいかがでしょうか。宮崎県都城市は「日本一の高級カレーをつくろうプロジェクト」のもと開発された「宮崎牛高級レトルトカレー 都城華礼(みやこのじょうカレー)」ふるさと納税返礼品として追加。ふるさと納税価格で1食1万5000円(税込)。高級カレーであると前提がなかったらびっくりしてしまう額です。
近年、ふるさと納税返礼品を自分自身のためではなく、お中元・お歳暮をはじめ、ギフトとして活用する人が増えている傾向。そこで「都城市の豊かな自然で育った宮崎牛を使って大切な人へ感謝の気持ちを伝える贈答品をつくりたい」という想いで、ギフトとして活用できる「日本一の高級カレーをつくろうプロジェクト」が始動。
都城市内の焼肉店「都城焼肉党」、和食コンサルティングやプロモーションなどを行う株式会社和食エージェントの代表・恵島雄造氏が中心となり、カレー研究家 “カレーおじさん”こと アキノリー(AKINO LEE)氏、スパイスカレーの本場大阪のシェフなどの監修協力を得て、度重なる試作を重ね、「誰もが一生に一度は食べたい高級なレトルトカレー」を開発したとのこと。
できあがったカレーは地元特産品である宮崎牛のモモ肉をたっぷり180グラム使用。隠し味にマンゴーを加えています。グルテンフリー。さらに、別添えの小袋で金箔付き。贈り物にふさわしいよう、専用の木箱に入って届きます。
お肉の大きさにびっくり。180グラムというと一食分のステーキと同じくらいの量があるということですね。ギフトとしていただいた場合、堂々たるお肉の重量感に「高級なものを贈っていただいた」と明白にわかるはず。
ゴロゴロとした宮崎牛は2切れ。しっとり柔らかで箸でも割れそうなほどです。口に入れると和牛特有の甘味やコクが感じられ、適度に歯ごたえがありつつも、噛むごとにホロホロと身がほぐれて旨味が広がります。レストランでいただくビーフシチューの牛肉のように上質。なるほど、単純にローストにした宮崎牛をのせたとかではなく、旨味を引き出すように手間をかけているのがわかります。
宮崎牛だけでもおいしくて放心しそうなところですが、主役はカレー。牛の旨味や野菜のだしがたっぷり染み出したマイルドな味わいです。マンゴーを隠し味で使用していることありマイルドです。「薬膳カレー」としても楽しめると書いてあるように、スパイスを楽しむというより、牛や野菜の素材の味を凝縮させた滋味深さが特長。
欧風カレーとも、インドのカレーともちょっと違った感覚で、個人的には、野菜をたっぷり使って煮込んだフランスの料理あたりに近いのかも、という気がしました。カレーといっても、よくある200、300円程度のレトルトカレーの枠を超えた、また違うジャンルであるようにも感じます。ギュッギュと旨味エキスの詰まった感じは「さすが」のひと言。
辛みはほとんどないので、お子さまや辛みに弱い人でも心配なく食べられますし、贈答用としては気がきいています。
スプーンに残るわずかなカレーさえ惜しくなるほど高級なレトルトカレーでした。ゴロゴロ大きい宮崎牛が記憶に残ります。憧れの「日本一高級」を食べてやったぞ、という幸福感で満たされます。
なかなかの値段なので、自分用だとしたら、木箱や金箔はなくもいい(その分値段を抑えてほしい)というのが本音。一方で贈答用としたら、レトルトカレーを装丁からリッチに仕立てていて、意外性含めて面白く感じてもらえるでしょう。レトルトカレーなので日持ちがするのもポイント。
ふるさと納税で贈答用の品を探している場合、候補にするのもアリ。また、今後は百貨店や小売店向けの販売も予定しているとのこと。ふるさと納税関係なく気になる方は気軽に買えるようになるのを楽しみにしてしておきましょう。
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