週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

13万から購入可能!予算に合わせてカスタマイズせよ

BTOで宇宙最強を目指せ!ゲーミングマシン「Alienware Aurora R11」を大解剖

2020年11月25日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII.jp編集部
提供: デル・テクノロジーズ

提供:デル・テクノロジーズ

 近年は、eスポーツが一般にも浸透してきて、ゲーマーに光が当たる時代が到来している。さらに、CPUやグラボの話題が尽きず、ゲーム自体もより性能の高いマシンを要求。ゲーマーのレベルが上がれば、僅かな性能差でも勝敗を左右すると言われ、ゲーミングマシンの需要は高まってきている。

 ここ数年、パソコンといえばノートの時代。ゲーミングの世界でもダウンサイジングで高性能なゲーミングノートが登場している。ただ、最新スペックで拡張性などの将来性を考えると、やはりデスクトップマシンのほうがゲームの世界ではまだまだ熱い。

 そんなゲーミングマシンとして要求されるハイスペックなマシンを20年以上前から提供してきたのがデルの「Alienware」だ。このシリーズは、その時点での最新CPUやグラボをいち早く採用し、ゲーミングデスクトップだけでなくゲーミングノートも早くから手掛けてきた。また、高性能であるがため、ゲーム用途だけでなくクリエイティブな制作用マシンとしても活躍。写真の現像や動画編集などにも利用されている。

 Alienwareが日本に上陸したのが2009年のこと。独特のデザインと巨大なボディー、そしてあのエイリアンのマークが印象的で、「エイリアン襲来」と騒がれたものだ。

 それから11年余。ゲーミングマシンとして確固たる地位を築いてきたが、2019年に「Alienware」シリーズの筐体を一新。そして、最新のデスクトップモデルである「Alienware Aurora R11」は、実は13万円から手に入るという、ゲームを始めようと考えている人にもポチりやすくなっている。そんな“宇宙最強”ゲーミングマシンの魅力を紹介しよう。

魅惑的なケースに収められた高性能マシン

2019年にデザインを一新したケース。ボディーカラーは写真のルナライトとダークサイド オブ ザ ムーンから選択できる

 6月に登場した「Alienware Aurora R11」は、簡易水冷でオーバークロック対応の第10世代Core i7KF/i9KFプロセッサーを搭載可能。1000Wの大容量電源を標準搭載することで、消費電力の高いハイエンドのグラフィックスボードにも十分に対応。のちにパーツ類をアップグレードしたいときでも安心して拡張できる。

 グラフィックスボードは、最新のNVIDIA「GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X」まで選択でき、メモリーは最大128GB(DDR4-3200)と、高みを見たいという要求にも応えられる細かなカスタマイズが可能で、初心者からプロゲーマーまですべてのユーザーの要求を満たすところが、このシリーズのいいところである。

 そのため、約13万円(税別)から購入できるが、ゲーマーとしてはそれではおそらく満足な仕様ではないので、どんなゲームや用途に使いたいのか、よーく考えて予算に合わせたパーツの取捨選択をしていくといいだろう。正直ここまでカスタマイズ性が高いと、自分では組み立てない“自作マシン”と言っても過言ではない。マシン構成を試行錯誤するときが至福の時間である。

 ネットワーク周りも充実しており、有線LANは2.5ギガビットイーサーを採用。無線LANも備えており、最新のWi-Fi 6を採用している。また、有線と無線を同時に接続し、通信の負荷を低減する「Killer DoubleShot Pro」機能も利用でき、たとえばゲームと配信とで分けて通信するということも可能だ。

 そして、やはりケースのデザインはAlienwareシリーズの外せないポイントだ。レジェンドデザインと呼ばれ、正面から見るとまるで宇宙船を縦にしたようなデザインで、これまで比較的角ばった厳ついイメージだったものが曲線を生かしたスマートなフォルムに変貌している。

正面から見ると、SF映画に出てきそうな、宇宙船のようなイメージだ。インターフェースは、Type-A USB 3.2 Gen1ポート×3、Type-C USB 3.2 Gen1ポート×1、ヘッドホン、マイクを装備

背面。後述するが、ケースを開けるためのレバーが右上にあり、ロックが2箇所ある。インターフェースは、2.5ギガビットイーサー、Type-A USB 2.0ポート×6、Type-C USB 3.2 Gen 2×1、Type-A USB 3.2 Gen 2、Type-A USB 3.2 Gen 1×3、オーディオ入出力がある

 びっくりするのが、そのボディーサイズ。自作マシンでいうところのミドルケースに比べても小さい印象で、サイズは222.8(W)×431.9(D)×481.8(H)mm。最大重量は17.8kgなので、小さなボディーにパーツを凝縮しているという感じだ。

 また、普段は見えない底部分にも六角形のハニカムデザインが施され、ゴムを使用することによって、滑りを防止し、システムの安定性を保つ工夫もなされている。

左サイド。正面は垂直だが、全体のデザインとしては少し前傾姿勢になっている。エアフローを考えて、側面に吸気口を設けており、正面からと合わせて大量の空気が吸えるようになっている

↑熱の排出は背面と上面となっており、効率の良いエアフロー設計となっている。右側面には吸気口はなくロゴのみ配している

 正面のイルミネーションはリング状に光り、サイドには「Alienware」のロゴが浮かび上がる。ここまで唯一無二のデザインで攻めてこられると、周辺機器も合わせないともったいない気がしてくる。

イルミネーションは、付属のアプリ「Alienware Command Center」で細かく調整が可能。このアプリでは、オーバークロックの設定やファンなどの状態も確認できる

 そのあたりはちゃんとしっかり考えられていて、ゲーミングディスプレー「AW2521HF/HFL」やゲーミングマウス「AW610M」、メカニカルゲーミングキーボード「AW510K」、7.1チャンネルゲーミングヘッドセット「AW510H」といった、Alienware Aurora R11と同じレジェンドデザインの機器が揃えられている。すべてをAlienwareでまとめることで、自室の世界観は完璧になるはずだ。

ゲーミングディスプレー「AW2521HFL」。24.5インチ240Hz駆動で、1ミリ秒のレスポンスタイムを実現。最大99%のsRGBカラーをカバーし、AMD FreeSync PremiumおよびNVIDIA G-SYNC互換テクノロジーに対応しティアリングフリーを可能にする

ディスプレー背面には、しっかりとALIENロゴが。支柱は本体正面と同様にリング状にやさしく光る

AlienwareロープロファイルRGBメカニカルゲーミングキーボード「AW510K」。キーひとつひとつがフルカラーで発色でき、ゲームプレイ用のキーバインドも可能

Alienware有線/ワイヤレスゲーミングマウス「AW610M」。充電式で、有線でもワイヤレスでも利用可能。ポーリングレートは1000Hz

Alienware 7.1ゲーミングヘッドセット「AW510H」。マイクが伸縮して位置調整可能で、収納すれば持ち運び時にもじゃまにならない。3.5mmケーブルで接続

ドライバーは50mm径で、20Hz~40KHzの音域を発する。色は、ケースの色に合わせて2色を用意

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事