「Wolfenstein: Youngblood」はDLSS前提で検証する
最後に「Wolfenstein: Youngblood」で検証しよう。こちらもレイトレーシングやDLSS Ultraに対応し、8K対応ゲームの一角に収まるであろうタイトルだ。画質は最も重い「マイン・レーベン!」とし、レイトレーシングとDLSSを有効(DLSS Quality)にしている。
さらに、8K環境のみDLSS Ultraに相当する「Uber Performance」設定時のデータも取得した。ゲーム内ベンチマーク機能で選択できる「リバーサイド」でフレームレートを測定。このゲームはRTコアとTensorコアの同時処理(Async Compute)やDLSS Ultraに対応するβビルド上でのみ検証している。
WQHD以上だとほかのゲームよりもTITAN RTXとRTX 3090 FEの差が開いているが、これはRTコアとTensorコアの同時処理に対応しないTITAN RTXの設計上の制約によるものも含まれている。RTX 3080 FEはWQHDまではRTX 3090 FEと大差ないが、4Kでは10%強の差が付いた。
ただし、8Kではゲームが落ちてしまった(βビルドゆえか……)ため、8K環境ではRTX 3090 FEの不戦勝と言って良いだろう。しかし、8K+DLSS Ultra環境では平均73fpsも出ているので、RTX 3090は8Kゲーミング用GPUとしては今後も期待のできる存在であると言えるのではないだろうか。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります