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約150gの小型版も登場

新型コロナ禍の医療現場でも一役担ったクラウド連携カメラ「セーフィー」とは?

2020年07月01日 20時00分更新

 セーフィーは7月1日、クラウド録画型ウェアラブルカメラの新製品として、「Safie Pocket2」を発表した。

身に着けて持ち運べ、LTEでクラウドに情報をアップ

 Safie Pocket2は、手のひらサイズで、本体150gという小型軽量化を実現。従来製品に比べて、バッテリーおよびLTEを内蔵する形に進化させたことから、電源やインターネット回線を用意せずに、いつでもどこでも映像が撮影でき、手軽にクラウドに映像を録画することができる。

 さらに、「ポータブル・ウェアラブル・トーキング」と呼ぶ通話機能を搭載していることから、ライブ映像を見ながら、トランシーバー感覚で、タイムラグがないコミュニケーションをしつつ、監視作業ができる。

 撮影した映像や会話は、セーフィー独自のセキュリティによってクラウドに保存。過去30日分の確認が可能になっている。レコーダーの導入や設置が不要であり、映像の破損や盗難のリスクがないというメリットもある。

クラウドカメラで高成長を遂げている。

 セーフィーは、ソニーグループ出身の3人が、2014年10月に創業。現在、約150人の社員数を誇る。ソニーネットワークコミュニケーションズやキヤノンマーケティングジャパン、オリックス、NTTグループ、NECキャピタルソリューションなどが出資。これまで約10万台のクラウドカメラを出荷。国内クラウドカメラ市場において、約40%のシェアを持つ。当初は家庭向けカメラからスタートしたが、建設業や製造業向けのビジネスを拡大。大林組、鹿島建設、大成建設といった大手ゼネコンや、積水ハウスやパナソニックホームズなどのハウスメーカーのほか、流通業、小売業、サービス業など、幅広い業種への導入実績を持つ。また、キヤノンMJやセコム、NTTグループにはサービスをOEM提供しているという。

共同創業者3名のこれまでの経歴

主な協業先

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