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7万円台の5Gスマホ「AXON 10 Pro 5G」の実力を5Gエリアでチェック!

2020年06月10日 12時00分更新

トリプルカメラと高性能フロントカメラを搭載

 続いてカメラ性能をチェックしてみよう。背面のメインカメラはトリプルカメラ構造で、約4800万画素の標準カメラと、約2000万画素の広角カメラ、光学3倍相当となる約800万画素の望遠カメラを搭載している。EXIFの情報から確認すると、F値はそれぞれ1.7、2.2、2.4となるようだ。

メインカメラは標準・広角・望遠のトリプルカメラ構造を採用。幅広いシーンでの撮影に対応できる

 3つのカメラを備えていることから、最近のハイエンドスマートフォンでは一般的となりつつある、カメラを切り替えて幅広いシーンに応じた撮影を楽しむことが可能だ。さらにデジタルズームを加えれば、20倍までズームして撮影することもできる。

広角カメラで撮影した写真。歪みは比較的少ない印象だ

標準カメラで撮影した写真

望遠カメラで撮影した写真。3倍ズーム相当での撮影が可能だ

 最近では40倍、100倍といった非常に高い倍率のズームができる機種も出てきているだけに、それらと比べればインパクトが大きいわけではない。とはいうものの、20倍ズームで遠くの被写体を手軽に撮影できる点は便利なことに間違いないだろう。

同じ場所から20倍ズームで撮影。比較的遠くまで撮影できるのはメリットだが、手ブレはかなり厳しい

 もちろん、被写体を自動検知して最適なモードでの撮影ができる機能や、人物にさまざまなライティングができる「ポートレート」、そして人物以外の被写体でも背景をぼかすことができる「背景ぼかし」など、主要なカメラ機能は一通り搭載している。ただし、いま流行りのナイトモードに相当する機能は搭載されていないのがやや惜しい。

「背景ぼかし」を使えば人物以外の被写体の背景をぼかして撮影することも可能だ

 動画に関しては、最大で4Kまでの動画撮影が可能。5Gスマートフォンでの対応が増えている8Kの撮影には対応していないものの、一般的な利用シーンを考えれば十分だろう。

動画の撮影は4Kまで。8Kには対応しないが必要十分といえる

 一方のフロントカメラは約2000万画素、F値が2.0と、こちらは他機種と比べても性能が高い。撮影モードは「自分撮り」「ポートレート」「動画」のみとシンプルだが、メイン・フロントカメラ共にビューティー機能の利用が可能なのでセルフィー撮影時は有効活用したい。

フロントカメラは本体前面のノッチ部分に設置。約2000万画素と高い性能を備えている

フロントカメラでの写真撮影は「自分撮り」と「ポートレート」の2種類。ビューティー機能もしっかり備わっている

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