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7万円台の5Gスマホ「AXON 10 Pro 5G」の実力を5Gエリアでチェック!

2020年06月10日 12時00分更新

 5Gに対応したスマートフォンは値段が高いと言われている中、比較的購入しやすい価格で販売されているのが、ソフトバンクの「AXON 10 Pro 5G」(ZTE製)である。AXON 10 Pro 5Gはその名のとおり5G対応のハイエンドモデルながら、値下げによって一括価格で7万円台と、軒並み10万円を超える5Gスマートフォンの中では購入しやすい価格を実現している。

 実はAXON 10 Pro 5Gは、海外では2019年に販売されたモデル。ボディーデザインや基本的な機能はそのまま維持しながらも、チップセットなどを最新のものに変更して日本市場に投入することにより、ハイエンドながらも低価格を実現しているのだ。

 だがそれだけに気になるのは、他の5Gのハイエンドモデルに負けない機能・性能を備えているかということ。実機を実際に使って確認してみよう。

薄くて非常にシンプルな本体デザイン

 まずは本体を確認してみよう。AXON 10 Pro 5Gは約6.4型ディスプレーを採用しており、サイズは約73×159×7.9mm、重さは約176g。大画面スマートフォンとしては一般的なサイズだが、実際に手にして見ると、かなり薄い印象を受ける。

「AXON 10 Pro 5G」の正面。約6.4型の大画面ディスプレーを備え、ハイエンドモデルとしてはスタンダードなサイズ感だ

 それには本体の薄さに加え、ディスプレー素材に有機ELを採用しており、背面だけでなく前面の側面部分にもカーブをかけたことが影響しているといえそうだ。また指紋センサーをディスプレーに内蔵していることも、有機ELを採用したことで生まれたメリットといえる。

有機ELの採用により、側面にはカーブがかかったデザインを採用。元々の薄さとあわせて、手にした時はかなり薄い印象を受ける

有機ELの特性を生かして指紋センサーはディスプレー内蔵型。ちなみに顔認証は搭載されていない

 ディスプレー表示にももちろん有機ELの特色が生かされており、発色がよくシャープな印象だ。加えてコントラストや彩度を自動調節して表示品質を向上する「ディスプレイ最適化」という機能も備わっており、こちらを利用すれば環境やコンテンツに応じた表示のチューニングもしてくれる。

環境やコンテンツに応じて最適な表示品質に自動コントロールしてくれる「ディスプレイ最適化」という機能も搭載

 一方、背面のデザインは非常にシンプルで、最近のモデルとしてはカメラ部分が小さくまとめられており、主張が強くないこともシンプルな印象を強くしている。ただカメラの出っ張り自体はそれなりにあるので、収納時などは注意が必要だろう。

背面はカメラ部分も小さめで、かなりシンプルな印象のデザイン。ただしカメラの出っ張りはそれなりにあるので注意

 側面のインターフェースも、電源キーと音量調節キー、充電用のUSB Type-C端子にSIMスロットと、最近のスマートフォンとしては一般的な構成といえる。イヤホン端子は用意されていないので、音楽などを楽しむ場合は専用のアダプターを用いるか、ワイヤレスイヤホンを使う必要がある。

側面のボタン類は右側にまとめられている

底面には充電用のUSB Type-C端子とSIMスロットを備えるが、イヤホン端子は備わっていない

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