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Webexを提供するシスコシステムズ社長に聞く

一桁違いの伸び示すテレワーク、教育・企業・医療はどう変わっていくか

2020年04月30日 09時00分更新

テレワーク、遠隔教育、遠隔医療の3つの柱

 多くの企業が直面しているのが、新型コロナウイルスの感染拡大というなかで、いかにして事業を継続するかである。

 シスコシステムズのウェスト社長は、「Business Continuity Execution (BCE)において、デジタルの重要性がますます高まっている」と語る。

 それを「テレワーク」「遠隔教育」「遠隔医療」の観点から説明する。

 「テレワークでは、在宅勤務だけでなく、どのようなロケーションからも、どんなデバイスからも利用することができる環境が求められている。また、遠隔教育では、高等教育や大学、技術系の高専などに留まらず、幼稚園や小中学生向けに活用することが重要性を増している。そして、遠隔医療では、臨床医や看護師を含む多くの医療従事者が、いかにテクノロジーを持てるかが、新型コロナウイルスとの戦いのなかでも重要になってくる」と語り、日本のあらゆる企業や機関において、急速なデジタルシフトが起きていると指摘する。

 そして、「シスコジャパンとして、どんなテクノロジーを用意できるのかを考えるとともに、ワンストップ型ポータルを用意して、どんなことがテレワークにおいてベストプラクティスになっているのか、事業継続をするなかで、なにが有益なヒントになるのか、といったことをはじめとするBCEに関するすべての情報を集約し、中小企業、大手企業、教育分野、医療分野などのユーザーが情報にアクセスできる『シスコ テレワーク&リモートソリューション』というサイトを設けている」とする。

 ここでは、シスコシステムズでは、企業、教育機関、医療機関を対象にしたWebexの無償支援プログラムを用意。オンラインを通じて、「シスコ テレワーク EXPO」や、各種ソリューションウェビナーを通じて、BCEに関わる提案やテレワークのヒント、ベストプラクティスの提案、それを活用するためのトレーニングの提供している。

 「いまは、お客様やパートナーに対して、必要となるものを、容易に探すことができ、それを使ってもらうことに力点を置いている」とする。

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