もはや事業継続のためにデジタル活用は外せない
一方で、こんな提案もしている。
「身体の健康とともに、心の健康も重要である。とくに、在宅勤務は一人一人が孤立した状態のなかで仕事をしているため、そこに配慮する必要がある」
心の健康を維持するために、シスコシステムズでは、週1回、ヨガのクラスをオンライン上で開催。それ以外にも、ゲストスピーカーを呼んだセミナーや、コメディアンを呼んだイベントなどを、Webexを使って公開し、ここに社員や家族が参加できるようにしている。
「いま置かれている環境において、ストレスが軽減するような取り組みをしている」のだ。
そして、シスコシステムズのウェスト社長は、「事業の継続において、デジタルが重要な領域をカバーしている。コネクティビティ、コラボレーション、ビジネスアプリケーション、そして複合的な活用事例を示す必要がある」とする。
現在の厳しい環境下における事業継続は企業にとっての最優先課題である。そこにデジタルは欠かせない。
コラボレーションツールやビジネスアプリケーションをいかに活用するかが、企業の継続性において、これからますます重要な要素になってくる。
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