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MacBook Air 2020版のベンチマーク比較テスト

新MacBook Airは買い!? 性能をデュアルコア、クアッドコア、MacBook Proとも比較

2020年04月14日 09時00分更新

「スペースを拡大」設定でのセカンドディスプレー設定

外部ディスプレー接続で表示能力が拡大

 今回アップデートされたAirの特徴のひとつに、Airとしては初めて「最高6Kの解像度の外部ディスプレー出力に対応」というものがある。つまりアップル純正の6Kモニター「Pro Display XDR」などを接続すれば、Airでも6016×3384ピクセルという高解像度の外部ディスプレーが利用できるわけだ。

 今回は、残念ながら6Kモニターはテストできなかったので、ごく一般的なフルHDモニターを、USB-Type C(Thunderbolt)→HDMIアダプターを介して接続し、Airに外部ディスプレーを接続して使い勝手を確認した。

 まず外部ディスプレーをセカンドモニターとして使う場合には、「ディスプレイ」設定の「配置」のタブで、内蔵ディスプレーとの位置関係や、メニューバーをどちらに表示するか、つまりどちらをメインディスプレーとして使うのかを設定できる。

 この際、上で述べた「文字を拡大」〜「スペースを拡大」までの疑似解像度の選択によって、外部ディスプレーとの表示領域の対応関係も変わってくる。「スペースを拡大」を選んだ場合には、内蔵ディスプレーの実質解像度が1680×1050となるため、外部フルHDの1920×1080という解像度にも近く、ほぼ同じ表示領域のディスプレーを2台並べて使う感覚に近い。

 一方、内蔵ディスプレーと外部ディスプレーに同じ内容を表示する「ミラーリング」では、当然ながら内蔵ディスプレーの解像度が外部ディスプレーに合わせられることになる。

「ミラーリング」設定での解像度選択

 その際には、両ディスプレーの解像度をまとめて変更することが可能だ。たとえばフルHDモニターを接続した場合には、「1600×900」、「1080p」、「1080i」、「720p」から選択可能となる。このうち「1080p」や「1080i」を選べば、内蔵ディスプレーもフルHDと同じ1920×1080の解像度で動作することになる。これは、Airを単独で使う場合の4種類の「疑似解像度」設定には含まれず、しかもそれらのうち最大の「スペースを拡大」よりも高い解像度となる。

 内蔵ディスプレーのアスペクト比は、フルHDの16:9に対して16:10と、やや縦長なので、上下に黒い未表示領域ができてしまうものの、フルHD表示になっていることに違いはない。つまり、何らの理由で、どうしてもAirの内蔵ディスプレーをフルHD表示で使いたい場合には、外部モニターを接続するという手があるわけだ。

 外部にフルHD以上の解像度のモニターを接続した場合には、内蔵ディスプレーの物理的な解像度の2560×1600までは、外部モニターに追従した解像度でミラーリングが可能なものと思われる。とはいえ、その際には表示は細かすぎるものとなってしまい、内蔵ディスプレーを見ながら作業するのは難しくなるだろう。

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