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MacBook Air 2020版のベンチマーク比較テスト

新MacBook Airは買い!? 性能をデュアルコア、クアッドコア、MacBook Proとも比較

2020年04月14日 09時00分更新

細かく設定を変更できる内蔵Retinaディスプレー

 今回のアップデートでは、Airの内蔵Retinaディスプレーについては、以前のモデルから特に変更されていない。そのため、あまり語られることはないのだが、このディスプレーが、現在、地球上で入手可能なノートブック用のディスプレーとして、最高レベルに近いものであることには疑いの余地がない。

 スペックをチェックしておくと、サイズは対角13.3インチ、ハードウェアの最高解像度は2560×1600ピクセルで、1インチあたりのピクセル数は227となる。また、アップルがTrue Toneと呼ぶテクノロジーを採用して、環境光が変化しても一貫した色再現ができるような自動調整機能を実現している。ただし、MacBook Proの場合には、これに最大輝度が500ニト、広色域(P3)という、プロ仕様のスペックが加わるが、一般的な用途では特に見劣りするものでもない。

 もちろん個人の視力の違いにもよるが、たいていの人にとって、肉眼で個々のピクセルを識別するのは、まず無理だ。もちろん階調性にも優れているので、ディスプレーの明るさを暗めに設定しても、あるいはもともと暗い画像のシャドウ部分でも、濃淡を識別しやすい。その結果、人間の目には「深み」のある表示と感じられる。また、長時間にわたってAirと向き合って作業する際には、じゃっかん暗めに設定しておくことで、目の疲れを軽減することにもつながるだろう。

 もちろん、2560×1600ピクセルで227ppiというディスプレーに対して、画像にしろ文字にしろ、やみくもにいわゆるピクセル等倍で表示したのでは、細かすぎて認識できなかったり、読めないという状況が発生してしまう。そこで、ある程度拡大して、つまり解像度を意図的に落として表示することになる。その「ある程度」がどれくらいなのかを決めるのが、システム環境設定の「ディスプレイ」だ。

 ここでは解像度を数字で選ぶのではなく、「文字を拡大」から名前のない設定、「デフォルト」を挟んで「スペースを拡大」まで、4段階に設定できる。各段階での「疑似解像度」は以下の通りとなる。

文字を拡大:1024×640
—:1280×800
デフォルト:1440×900
スペースを拡大:1680×1050

 文字やユーザーインターフェースの要素などは、ここで言う疑似解像度に準じた大きさで表示されることになる。もちろん、これはディスプレーのハードウェア的な解像度を単純に荒くするような解像度変換を意味しているわけではない。写真画像のピクセルや文字の輪郭などは、最大解像度の2560×1600ピクセルをフルに使って表示される。

 これら4つの設定が、実際に作業環境としてどれほどのものなのか、疑似解像度の数字を示されてもピンとこないという人がほとんどだろう。そこで例によって、Safariをフルスクリーン表示した状態で、空のGoogleスプレッドシートを開き、その縦横のセルの数で比べてみることにした。これで、読者が普段使っているディスプレー環境との比較も容易にできるだろう。

「文字を拡大」設定でのGoogleスプレッドシート全画面表示

 まずもっと左側の「文字を拡大」の場合、やはりかなり大きな表示となり、1画面に表示できるセルの数は少なくなる。横はA〜Jの半分までほどまで、縦は、1〜19までだった。

名前のない設定でのGoogleスプレッドシート全画面表示

 その右の名前のない設定では、かなり表示範囲は増える印象だ。横はA〜L、縦は1〜27の半分までほどとなる。

「デフォルト」設定でのGoogleスプレッドシート全画面表示

 そして「デフォルト」設定では、やはり13インチディスプレーとして標準的と感じられるような作業環境が得られる。横はA〜Nの半分強ほどまで、縦は1〜31までだ。

 最後に右端の「スペースを拡大」では、通常の15インチディスプレークラスの表示領域が得られると考えていいだろう。ただし、その分、表示は細かくなってしまう。横はA〜Pまで、縦は1〜38まで、かなり多くのセルの内容を1画面で確認できる。

 通常は、やはり「デフォルト」の設定がもっとも使いやすいように感じられるが、ここで試したように、大きなスプレッドシートで作業するような場合には、必要に応じて「スペースを拡大」を選ぶと、内蔵Retinaディスプレーの性能を最大限に活かして、13インチディスプレーの常識を超えた使い方もできるだろう。

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