レノボはSurface 3と同じCherry Trail世代のCPU、Atom x7-Z8700(4コア/4スレッド、1.6GHz、最大2.4GHz)を搭載したタブレット『ThinkPad 10』を9月下旬に発売する。液晶は従来機と同じ10.1インチ(1920×1200ドット、224dpi)。
構成により4モデル用意されており、最も安い『20E3001GJP』はOSがWinodws 10 Home(64ビット)、メモリー2GB、ストレージが64GB eMMCでペンを付属せず、予想直販価格が7万5000円(税別)。一方、最上位の『20E3000YJP』はOSがWindows 10 Pro(64ビット)、メモリーが4GB、ストレージが128GB eMMCで、指紋センサーを内蔵、専用のペン『ThinkPad Pen Pro』を付属して予想直販価格が10万2000円(税別)。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bleutooth4.0。サイズは約256.5(W)×177(D)×9.1(H)mm、重量が約597g。インターフェースは通常サイズのUSB3.0、マイクロHDMI、マイクロSDカードリーダーほか。
本機はCPUがBayTrail世代のAtom Z3795、OSがWindows 8.1 Bingである従来の同名モデル『ThinkPad 10』から、CPUとOSが世代交代となり、基本のパフォーマンスが向上。しかし、MSオフィスが付属したモデルがないので、仕事メインでの使用を考えいている人は注意したい。
一方、CPUが同じマイクロソフトのSurface 3と比較すると4G/LTE機能はないが、指紋認証センサーを内蔵し、セキュリティー面での安心感が高い。従来機も遅れてSoftBankから4G/LTEモデルが登場したため、モバイルネットワーク搭載機は今後に期待したい。
アクセサリーは豊富に用意されており、専用のペン『ThinkPad Pen Pro』は2048段階の筆圧感知により、高精細な描画が可能。
また、ThinkPad 10を取り付けることで、ノートPCのようにキーを入力できる『ThinkPad 10 フォリオキーボード』も販売予定。タブレット用ながらキーストロークが1.8mmと深めで、文書作成もスムーズに行なえるとしている。
『ThinkPad Tablet ドック』はギガビットLAN、HDMI出力、USB3.0×3を拡張できるうえに充電が行なえる。
そのほか、キズやホコリから液晶ディスプレーを保護する『ThinkPad 10 クイックショット・カバー』や屋外環境で使用する際にホコリなどから守る『ThinkPad 10 プロテクター』、保護フィルム、予備用のACアダプターなどもそろえる。
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レノボ
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