レノボはBluetoothスピーカー、モバイルバッテリー、ルーター、外付けHDDといった4種類の機器を重ねて、1台の周辺機器として使えるようになる『ThinkPad Stack』を6月30日より同社のダイレクトショップなどで発売した。
各機器は幅と奥行きが同じサイズで、底面の4つの足が各機器の上面にある穴にはまり、マグネットでしっかりと接続する。各データのやり取りは、本体上面と底面にあるポゴピン(USB2.0準拠)で行なわれる。
↑上からワイヤレスルーター、Bluetoothスピーカー、外付けHDD、モバイルバッテリー。 |
モバイルバッテリーの『ThinkPad Stack 10000mAh パワーバンク』は、ポゴピン(5V/4A)を活用して、重ね合わせたすべての『ThinkPad Stack』機器を給電できる。インターフェースは充電用のマイクロUSB、USB2.0×2。サイズは136(W)×76.8(D)×16(H)mm、重量が250g。
外出時は10000mAhのモバイルバッテリーとして使える。2つのUSBポート(合計5V/2.0A)でスマホやタブレットなどを2台同時に充電できる。バッテリーの残量は前面のLEDで確認可能。USB2.0-Micro USB2.0 DC INケーブルを1本同梱すし、直販価格は7500円(税別)。
Bluetoothスピーカーの『ThinkPad Stack Bluetooth スピーカー』はBluetooth4.0に対応。ノイズキャンセル機能を搭載したマイクも備え、電話会議の会話もクリアーに認識するという。インターフェースは充電用のマイクロUSB2.0、3.5AUX-inポート。サイズは136(W)×76.8(D)×28(H)mm、重量が242g。
内部バッテリーでは連続約8時間、『ThinkPad Stack 10000mAh パワーバンク』を接続した際は連続約48時間駆動する。USB2.0-Micro USB2.0 DC INケーブルを1本同梱する。直販価格は1万1000円(税別)。
『ThinkPad Stack ワイヤレスルーター/1TB ハードドライブキット』はUSB3.0接続の外付けHDDと、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応の無線LANルーターのセット。
ワイヤレスルーターはドコモのUSBドングル『L-03F』を接続することで、モバイル通信が利用できる。
外付けHDDのインターフェースはUSB3.0、ルーターはUSB2.0、100BASE-TXのWANポートを備える。外付けHDD接続用のMicro Type B-USB3.0-USB3.0 TypeAケーブル、USB2.0-Micro USB2.0 DC INケーブル、10Wパワーアダプターを同梱。外付けHDDのサイズは136(W)×76.8(D)×14(H)mm、重量が211.6g。ルーターのサイズは136(W)×76.8(D)×16(H)mm、重量が138.5g。直販価格は2万7800円(税別)。
また、各製品がすべてセットになった『ThinkPad Stack プロフェッショナルキット』も同時に発売する。直販価格は3万9500円(税別)。
なお、各機器にはWindows、iOS、Android用に用意されたアプリ『ThinkPad Stack アシスタント』にて接続できる。
本アプリではスマホやタブレット内のデータをワイヤレスで転送してバックアップが可能。ThinkPad Stackの外付けHDD内の動画や写真、音楽ファイルの閲覧やストリーミング再生も行なえる。
もちろん、ストリーミング再生時は音量の調整も可能。また、モバイルバッテリーの充放電状況の確認やルーターの設定もできる。
ThinkPad Stackは最大5段まで重ねて使えるが、2台同時に使えるのはバッテリーと外付けHDDのみ。バッテリーはMCU(Micro Control Unit)を備え、電圧が高い方から使われ、2つのバッテリーが同じ容量になったら同時に使用される仕様だ。
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