AMDが最新APU『Carrizo』搭載PCを披露し未発表GPUのチラ見せも：COMPUTEX 2015

2015年06月03日 18時30分更新

　AMDは、台湾で開催中の『COMPUTEX TAIPEI』に合わせてプレス向けイベントを開催。新APU『Carrizo』こと第6世代の『AMD Aシリーズ』を正式に発表しました。



↑『Carrizo』を発表するAMD CEOのリサ・スー氏。



↑ラインアップはFX-8800P、A10-8700P、A8-8600Pの3つ。

　『Carrizo』がどんなAPUかは既報のとおり。Carrizoは東芝やエイサーなどOEM向けに出荷を開始しており、イベント会場にはCarrizo搭載ノートPCが展示されていました。

　それぞれ正確なスペックや発売時期など詳細は不明ですが、イベントでは翌月以降から順発売されていくとアナウンスされていたので、各メーカーの正式な発表が待たれます。



↑東芝の『SATELLITE L50DT-C』。APUはA10-8700Pを搭載。



↑同じくA10-8700Pを搭載するエイサーの『ASPIRE E15 E5-552G』。



↑HPのA10-8700P搭載モデル『HP PAVILION 17』。



↑デルの15インチINSPIRONにもA10-8700Pが登場。モデル番号は『INSPIRON 15-5555』。



↑こちらは17インチの『INSPIRON 17-5755』。同じくA10-8700Pを採用。



↑上位モデルのFX-8800Pを搭載したASUSの『ASUS X555D』。

　発表会では『Carrizo』の紹介だけにとどまらず、イベント終了直前にリサ・スー氏から未発表のGPUについてのアナウンスがありました。



↑突然謎のGPUを取り出して、集まったプレスにステージ上からチラ見せ。

　このGPUは、高性能DRAMの“HBM（High Bandwidth Memory）”を搭載しており、メモリーとの通信を高速化することで、従来製品より性能アップが図られているとのこと。さらにAMDは、『E3』が開催される6月16日にも大きな発表を用意していることを宣言。今後のAMDの動きに注目です。