レノボは、中国・北京で開催された“Lenovo Tech World”でスマホと接続して道案内もしてくれるという“スマートシューズ”を出展しました。
↑LEDライトを内蔵したスマートシューズ。 |
スマートシューズは靴の側面にLEDライトが内蔵されています。スマホとはBluetoothで接続し、専用アプリと連携します。
↑充電式で電池は3日利用可能。 |
スマートシューズの靴底にはモーションセンサーや電池を収納するスペースが空いています。電池は充電式で、通常の利用なら3日程度利用できるとのことです。
↑専用アプリはレノボが提供。 |
アプリはレノボ製。スマートシューズをはいて歩いたり運動すればそれが記録されます。カロリー計算などスマートウォッチ用アプリなどと同様に活動量の計測も可能。また、運動時間計測などもできます。
↑世界初?靴の表情を変えることができる。 |
↑スマホで選んだ絵や文字がすぐに表示できる。 |
スマートシューズ横のLEDライトの用途として、最も楽しい使い道は表示を自分好みに切り替えることでしょう。アプリにはLEDライトのカスタマイズ機能が備わっており、絵や文字などを選んで表示することもできます。
↑手書きも可能、その日の気分でデザインを変えられる。 |
21×21ドットのマス目に手書きで文字や絵を描くことも可能です。一緒にジョギングする仲間同士で同じ文字を表示したり、あるいは夜間の暗い道で目立つような絵を表示し車に注意喚起する、といった使い方もできるでしょう。
↑行先を指定すればLEDライトが道案内してくれる。 |
↑イタリアで行なわれた地図無し歩行のデモ。 |
また、アプリ内の地図を呼び出し、現在地と行先を設定すれば、あとはスマートシューズが道案内をしてくれます。道を歩いていて交差点に差し掛かったら、地図を見なくとも曲がる方向のスマートシューズのLEDライトが光って「こちらに曲がるよ」と教えてくれます。四六時中スマートシューズを見ている必要はなく、交差点に差し掛かったときだけ見ればいいわけですね。実際にイタリアでこのスマートシューズの試作品を使った実証デモも実施されました。参加者は地図なしでスマートシューズの案内だけで目的地まで無事到着できたそうです。
↑はいている人の気分表示も可能。 |
運動状態に応じてスマートシューズを履いている本人の気分を自動表示することも可能。公園のベンチで休んでいる人が運動を終えたばかりなのか、それともこれから運動を始めるのか、なんてこともわかりそうです。学校の体育の授業使えば、真面目に走っている生徒とそうではない生徒を先生が簡単に見分けることができてしまうかも。
↑ウェアラブルデバイスの新しい形。 |
現在のアプリではまだできることは限られていますが、今後はカレンダーと連携して予定が来るとスマートシューズに通知が来る、というスマートウォッチのような使い方もできるでしょう。あるいはスマートシューズをはいた知り合いがそばに近づくとLEDで知らせてくれるなどの新しい用途展開も期待できそうです。
↑年内に製品化?革靴などへの応用も期待。 |
スマートシューズはコンセプトモデルですが、実際にイタリアでテストが実施されたこともあり製品化される可能性は高そうです。説明員によると「10月には製品になるかもしれない」との説明でしたが、レノボからの公式なアナウンスはまだありません。現在はスポーツシューズタイプのみですが、ビジネスシューズなど革靴への応用の可能性もあるでしょう。近い将来、道行く人々の足元ではLEDライトが光っている、そんな時代が来るのかもしれません。
●関連サイト
Lenovo Tech World
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