音楽マニアの間ではケーブルやSDカードの違いで音が変わるというが、無線LANの周波数帯域の違いでも変わるのかを検証してみた。
バッファローの3×3接続の11ac対応無線LANルーター『WZR-1750DHP2』にハイレゾ音源を入れたUSBメモリーを挿し、5メートル離れた距離のPCから2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えて音源を『foobar2000』で再生した。PCは11ac対応で2×2接続のNECの『LaVie Hybrid ZERO』を使用。オーディオテクニカのポータブルアンプ『AT-PHA100』を取り付け、ソニーのハイレゾ対応ヘッドホン『MDR-10R』で聴いた。
96kHz/24bitの曲で検証
↑テストには春奈るなさんのアルバム『Candy Lips』のハイレゾ音源を使用した。 |
AVライターと編集者がそれぞれチェック
オカルトは信じない AVライター折原 |
理論値867Mbpsの5GHz接続時
若干2.4GHz帯よりも音が鈍い感じがしたが、ほとんどわからない。ルーターを変えた方がまだ差があった。周波数帯域としては混線する心配が少ない5GHz帯の方が安心だけど、特に差は感じなかった。
理論値300Mbpsの2.4GHz接続時
春奈るなさんのキレイな高域や低域のヌケが気持ち速い気がしたが、ほとんど気づかないレベル。ノイズの乗り方も、ほとんど変わらないかも……製品や環境によっても変わるだろうが、そこまで気にしなくても良いのでは?
無線LANルーターの108の活用法を知る男 ヒャクハッチ |
理論値867Mbpsの5GHz接続時
わずかだが、2.4GHzよりも滑らかなような気も……でもほとんどわからない。「ひょっとして……」というぐらいの差。その日の体調によるんじゃないの?というぐらいのほんとに気のせいかもしれない差。
理論値300Mbpsの2.4GHz接続時
同じ2.4GHz帯を使う、ワイヤレスヘッドホンを使った場合、ちょっと雑味が増えた気がした。が、ほぼ気にならない。とはいえ、2.4GHz帯を使う無線の周辺機器が多い人は、一応5GHz帯を使うのが無難だろう。
というわけで、通信帯域を変えて無線LAN経由で音楽を再生しても音の違いはほんのわずか。しかし、家電などにも使われる2.4GHz帯は混線して電波が弱くなる場合もあるので、5Hz帯を使うにこしたことはないだろうとうのが結論だ。
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