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SIMロック解除についての各キャリアの対応策が判明!解除までに半年の縛りあり

2015年04月22日 16時15分更新

 みなさん、こんにちは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて本日、NTTドコモとKDDI(au)は、「SIMロック解除に関するガイドライン」の改正を受けて、5月から開始される携帯電話のSIMロック解除について対応状況を発表しましたよ。

SIMロック解除
ドコモのプレスリリース。

 ドコモでは、5月1日以降に発売される機種については、インターネット、電話、ドコモショップ店頭での受付より、SIMロックの解除が可能になります。事務手数料は、インターネット経由は無料、電話とドコモショップ店頭では3240円(税込)となります。

 4月30日までに発売される機種については、SIMロック解除の受付はドコモショップ店頭のみとなり、事務手数料は3240円(税込)です。

 なお、5月1日以降に発売される機種については、6カ月の解除制限期間が新たに設けられているので、ロック解除できるのは早くても2015年11月以降になります。

SIMロック解除
KDDI(au)のプレスリリース。

 KDDI(au)の場合、SIMロック解除の受付はインターネットとauショップのみ。事務手数料は、インターネットでは無料、auショップでは3240円(税込)となります。対象端末は、5月1日以降に新たに発売された、SIMロック解除機能対応のスマートフォンとタブレットとなっていますが、4月23日発売予定の「Galaxy S6 edge」も対象に入るとのこと。解除するには、購入日から180日が経過していることが条件となります。

SIMロック解除
auでは、SIMロック解除の手続きや、解除後の使い方をウェブサイトで詳しく紹介しています。

 auでは、SIMロック解除の手続き方法を図解入りで詳しく紹介しています。

SIMロック解除
auはLTEや3Gで使う周波数帯域に注意。解除してもあまり意味のない端末もあります。

 auは他キャリアとLTEや3Gで使う周波数帯域が異なるため、新製品の『Galaxy S6 edge』を例にとって、SIMロック解除が可能な携帯電話の周波数帯域の説明もあります。

 両社とも、ガイドライン改正に沿ったかたちとなりましたが、5月1日以降に販売される機種はSIMロック解除できるまで半年縛りというわけです。実際は、各社の割引施策などがあるので半年でSIMロックを解除しても消費者にとってメリットは薄いですが、割引施策が終了する2年後ぐらいにネットから手軽かつ無料でSIMロック解除できるのはいいですね。

 iPhoneの場合は2年前のモデルである5sでも十分なパフォーマンスで使えるので中古市場でも高値で取引されていますが、今秋にリリースされるであろう次期iPhoneからSIMロックが簡単になれば、2年後の中古市場でさらに高騰しそうですね。

(2015年4月22日16:30追記)

 ソフトバンク広報部にSIMロック解除義務化に関して問い合わせたところ、「対象となる製品などにあわせて、しかるべきタイミングで発表いたします」とのこと。他2社が夏モデルや冬春モデルなどといった発表会を開催しているのに対し、『AQUOS CRYSTAL』などの戦略的製品以外、発表会をしていないソフトバンク。どのような製品が、いつ、どんな方法でSIMロック解除できるのか。今後の動きにも注目です。
 なお、ソフトバンクモバイル内に統合されたワイモバイルに関しても「しかるべきタイミングで発表します」とのことでした。

■関連サイト
NTTドコモ(該当プレスリリース
KDDI(該当プレスリリース

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