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おっぱいロボ爆誕 ソフトバンクPepperにセクハラする市原えつこさんが天才すぎて腹筋壊れた

peppai
ペッパイちゃん

 みんな~!スクール水着で、緑色の髪で、おっぱいが触れるロボットだよ~~!!

 いやちがうんだって、これすごいのよ!

 おっぱいロボは今月11日、アルデバラン・アトリエ秋葉原で開かれた、ソフトバンクロボティクスのロボット『Pepper』開発イベントでつくられたもの。ずばり名前は『ペッパイ』ちゃんだ。

(ソフトバンクグループ的にその名前で大丈夫なのかは謎)

 最初はスクール水着姿でニュースを読みあげているが、途中でペッパイモードが作動。スクール水着をはだけると、タブレットにおっぱいが表示される。おっぱいをタッチすると、ペッパイちゃんはあえぎ声をあげながら腰をビクビクいわせはじめる。大変だ!!!

 よがるペッパイちゃんのおっぱいを触りつづけていると、「いいかげんにしてください!」と、ペッパイちゃんがおっぱいを触る手をふりはらう。さらに内蔵カメラで証拠写真を撮影、顔認識で年齢や性別を割り出し、「おまわりさんこいつです!」と通報する機能がついている。

(警察には通報せずツイッターにモザイクつきの写真などをツイートする)

 

おっぱいには夢とテクノロジーがつまってる

 

 開発の指揮をとったのは市原えつこさん。1988年生まれ、20代のうら若き女性だ。

 会場で「Pepperの胸のタブレット、どう考えても卑猥なポジションに見えないですか!? ここにおっぱい表示して、さわるとビクンビクンするみたいなのやりたいです!」と呼びかけたところ、賛同者が殺到してあっという間にチームが結成されたという。なんという結束力。

 10人で開発されたペッパイちゃん、こう見えてムダに最新技術がてんこ盛りだ。

 まず、タブレットにJavascriptで左右の乳首・乳輪・乳房を位置ごと精緻に判定する『おっぱいセンサー』を開発・実装。さらにPepper向けのアプリ開発ツール『Choregraphe』のアニメーションをフル活用し、10パターン超の『もだえアニメーション』を作成した。

 タッチの場所・回数でもだえアニメーションが重複しない処理、一定回数触り続けると暴走&通報するシステムも開発。“おっぱいレイヤー”と“スク水レイヤー”を分けることで、タブレットのタッチによりスク水レイヤーがポロリする動作を実現している。

 内蔵カメラ、タブレット機能、タッチセンサー、顔認識機能、アニメーション、中性的なボイス、ボディのくびれフォルム、さらにはTwitterとの外部連携まで……Pepperに組み込まれた全要素をフル活用した最強のアプリなのである。

 

日本で生まれたセクハラ・インターフェース

 

 実は指揮をとった市原さん、もともと『セクハラ・インターフェース』というプロジェクトをやってきたアーティストなのだ。

「日本人が潜在的に持つエロに関する豊かなイマジネーションに、これまた日本人特有のデバイスへのフェチズムを融合する試みとして作った作品群です。代表作に大根をさわると艶めかしく喘ぐデバイスがあります」(市原さん)

 セクハラという人間特有のいやらしい感情をあえて機械的に表現するところに面白みがあるわけだ。ところで、ニュース読みあげ機能をつけたのはなぜなのか。

 開発チームの梅村貴司さんによれば、機体がすでに人型のため、インターフェイスだけ作っても伝わりづらい。セクハラ的状況を作るには、本来セクシーな状況でないため触られるのを嫌がったり恥じらったりするという文脈が必要になるというのだ。

いきなりおっぱい丸出しの姿ではセクハラを表現できない」(梅村さん)

 謎の説得力がある。ちなみにニュースアプリにした理由はなにか。

「『女性ニュースキャスターってエロティシズムだよね』的な発想もあり『ニュースアプリ』に落ち着きました。今では、スク水に触れてしまえばセクハラ・インターフェースが使えることを知っているのに、それをしないでニュースを読み終わったペッパイを愛でるという楽しみを味わっています」(同)

 

ソフトバンクロボティクスが自由を尊重

 

 苦労したのは時間だ。というのも、開発に使えるはわずか5時間だったのだ。

「アプリが高機能&実装モリモリになり、本当にこれが結合されて完成するのか? という恐怖はありました」と市原さん。それでも品質には最後までこだわった。

「ネットワーク環境が良ければ、もう少しクオリティ高くできた」(開発・松本裕史さん)「乳首のデザインとスク水のラインにはこだわりました」(市原さん)と、普通のロボットとは異なる目線の追求をつづけた。

「壮絶なタイムプレッシャー。人類がおっぱいにかける情熱はすさまじいということが証明されました」(開発・渡部知香さん)

 ソフトバンクロボティクスの人々は「苦笑されてましたが、デベロッパーの自由を尊重してくださりました」とのこと。粋が分かる方々でよかったよかった。なおペッパイちゃんの今後はFacebookで発信するそうなのでためらうことなく「いいね!」をどうぞ。

 それでは最後にみなさんご一緒に──世界よ、これが日本だ!!

peppai
ペッパイちゃん開発者のみなさん

■関連サイト
ペッパイちゃん Facebook
市原えつこさん note
セクハラ・インターフェース
ソフトバンクロボティクス
Pepper

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