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「私の走力は53万です」ミズノ製メガネ型端末”スカウター”を実際に試してきた

2015年03月13日 21時45分更新

 どうして、この名前を付けてしまったのか。ミズノはランニング用ツールとして走行情報などを表示するウェアラブルメガネ『SCOUTER(スカウター)』の開発を発表。2015年度内の発売を目標としている。2015年3月13日、14日にパシフィコ横浜で行なわれる“横浜マラソンEXPO 2015”のミズノブースでデザインコンセプトモデルの試着ができるとのことでさっそく着けてきた。

SCOUTER(スカウター)

 スカウターのベースはソニーが開発中の“アイウェア装着型片眼用ディスプレイモジュール”で、それをミズノ製ランニング用サングラスに装着したもの。表示は640×400ドットの対角0.23インチのフルカラー有機ELディスプレーを採用し、センサーは電子コンパス、加速度センサー、タッチセンサーを搭載。無線LANと、ブルートゥースも搭載し、重量は約40グラム。メガネに装着しても違和感は少ない。ランニング用アプリと連動して、GPSを用いてコースの詳細や、走行距離、時間、消費カロリーなどを表示する。マラソン大会などは、タイムや順位のほか、SNSのメッセージを表示するアプリの提供で機能を拡充する。

SCOUTER(スカウター)

 メガネ自体は通常のミズノ製ランニング用メガネなので、装着感は問題なし。実際の視認性は、仕組みはGoogle Glassと同様なので少しずれると表示が見えなくなることがある。動きのあるランニング時には少し気を付けないと、表示が見えなくなることもありそうだ。このあたりは製品化に向けて、改善してほしいポイント。

 アプリは“100メートル先、右に曲がる”などのコース案内のほか、便利と感じたのは“次のトイレはどこ”など表示していくれるところ。大会など走っているときに応援メッセージを表示できるのは、励みになるもの。自分ではわかりにくいフォームの崩れなど指摘してもらえるとうれしいかも。

SCOUTER(スカウター)
画面は開発中のものです

 ちなみにスカウターといっても、戦闘力はもちろん人の走力は測れないのでご注意を。

■関連サイト
ミズノ

SCOUTER(スカウター)
というわけで、3月15日開催の横浜マラソン2015がんばってきます
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