ちょっとアップルウォッチのことは忘れてもいいんじゃないか。つい先日かわいいスマートウォッチ「フライシャーク」の記事を書いたばかりなのに、とんでもないニュースが飛びこんできた。
スマートウォッチの「ペブル」(Pebble)新モデル、ペブルタイム(Pebble Time)がクラウドファンディングのKickstarterに登場するやいなや、1時間足らずで100万ドル、およそ1億円もの開発資金を集めてしまったというのだ。前代未聞の速度だ。
ペブルタイムはカラー電子インクを使い、最大7日間という比較的長いバッテリー駆動時間を実現するスマートウォッチ。予約価格は現在179ドル(約2万1000円)から。ケースは薄さ9.5mm、フェイスには硬質なゴリラガラスを採用し、防水仕様だ。
iOS 8以上のiPhone、およびAndroid 4.0以上のAndroidスマートフォンと同期して使える。ケースにマイクを備えており、スマートウォッチから誰かに電話をかけたり、簡単なSMSのようなメッセージを送ることもできる。ストラップは交換可能。
音声入力で簡単なメッセージが出せる |
天気予報やスケジュールも見られる |
ケースは銀色のステンレス |
ペブルタイムのコンセプトは「タイムライン」。右側に3つのボタンが付いていて、上を押すと過去、中央を押すと現在、下を押すと未来、ツイッターのタイムラインを眺めるように自分のスケジュール、ToDo、天気予報などを表示できるようになっている。
初代ペブルがKickstarterに登場したのは2012年。まだ現在ほどスマートウォッチが注目されていないときから1000万ドル、およそ11億円もの資金を獲得していた。
注目を集めたのはデザインと機能のバランス。消費電力をおさえながら十分に実用的な機能を実現していることで絶賛が集まった。SF作家ウィリアム・ギブスンも感動していた。
スマートウォッチ競争はアップルウォッチが登場する(はずの)4月にピークを迎える。ペブルタイムの出荷は5~6月予定。アップルにスタートアップがどこまで食らいつけるか賭けてみたい。
写真:Kickstarter
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