先週は1回お休みをいただき、アメリカ・ネバダ州の砂漠で行なわれたイベント『バーニングマン』に行ってきました。会場内では一切ネットが利用できないため、帰還後のキャッチアップには丸1日を使ってしまいました。さて、今週のニュースの中ではFacebookの『グラフ検索』がやはり気になります。投稿の検索機能が貧弱な点はFacebookの最大の不満のひとつ、テストだけで終わらせず、なんとか日本でもこの機能ができるようにしてほしいところです。
【8/27】
■FC2、児童ポルノの根絶を目指しフィルタリングシステムを導入
法人向けの掲示板投稿監視サービスを提供するイー・ガーディアンは、FC2に画像フィルタリングシステムを導入したことを発表した。これまでFC2では膨大な投稿画像、動画を目視でパトロールしていたが、同システム導入後はより迅速かつ広範囲に児童ポルノや著作権侵害画像などの不適切なコンテンツを発見できるようになるという。(関連サイト)
■複数の米大手金融機関にサイバー攻撃、FBIが捜査開始
8月中旬、米金融大手JPモルガン・チェース銀行など少なくとも5行の金融機関のネットワークに何者かが不正侵入し、口座情報などが盗まれる事件が発生、米連邦捜査局(FBI)やなどが捜査に乗り出したと米メディア各社が報じた。(関連サイト)
【8/28】
■スマホ内の全写真を管理・共有できる『LINE Toss』登場
LINEは、スマホ内に保存したすべての画像と動画を管理し、友達と共有できるアプリ『LINE Toss』の提供を開始した。画像は時系列で表示する“Timeline view”と、撮影場所を地図上に表示する“Area view”の2つのインターフェースで閲覧可能。選択した写真をLINE友達に簡単に送信、共有できる機能も用意されている。Android版のみの提供だが、近日中にiOS版もリリースされる。(関連サイト)
■Google、Amazonに負けじと配送ドローンのテストを実施
Googleの次世代技術開発部門『Google X』は、ドローン(無人飛行機)を使った配送サービス開発プロジェクト『Project Wing』がオーストラリアで行なったテストの動画をYouTubeの公式チャンネルで公開した。ドローンによる配送実験はAmazonも『Amazon Prime Air』として行なっているが、ドローンの形状はかなり異なっている。最初に実運用を開始するのはどちらだろうか。(関連サイト)
■Facebook、モバイルアプリでも『グラフ検索』をテストか
Facebookは、昨年『グラフ検索』として提供を開始した検索機能をモバイルアプリでも利用できるよう、一部ユーザーを対象にテストを実施していると米Bloombergが報道した。『グラフ検索』では、友達の過去の投稿やコメントを対象にキーワード検索などができるとされるが、現在に至るまで日本ではほとんどのユーザーが利用できない状態だ。(関連サイト)
【8/29】
■ヤフー、SNSを対象にした検索機能『なう検索』を公開
ヤフーは、『Yahoo!検索』で検索ワードの末尾に“なう”を付けて検索するとTwitterやFacebookといったSNSの投稿からリアルタイムで検索できる新機能『なう検索』を公開した。すでにこの機能は『リアルタイム検索』タブをクリックすることで利用可能だったが、今後は通常の検索ウウインドーやブラウザーの検索窓などから直接利用できるようになる。(関連サイト)
■Flickr、1400万点以上を検索できる画像アーカイブを公開
米ヤフー傘下のFlickrは、インターネット上の図書館構築を目指す非営利団体Internet Archiveが、著作権の切れた書籍からデジタル化した6億ページ以上のデータから抽出した画像1400万点以上を、検索可能な状態で公開する計画を発表した。すでに260万点以上がタグ付けされた状態でアップロードされており、誰でも閲覧可能になっている。(関連サイト)
【8/30】
■Twitter、3年ぶりに新規登録のフローを変更
Twitterがウェブ版新規ユーザーの登録画面フローを3年ぶりに更新した。登録を開始する最初の画面に画像付きツイートが数秒ずつ表示されるほか、興味のあるジャンルのおすすめアカウントをリスト表示したり、登録したメールアドレスの連絡先から友人を見つける機能などが用意されている。(関連サイト)
■アリババ、米国でのIPOを今週にも実施か
中国の電子商取引大手アリババが、噂されている米国でのIPO(新規株式公開)を9月8日の週に実施する計画であると、ロイター、WSJなど複数の米メディアが報じた。このIPOでのアリババの調達額はFacebookの160億ドルを超え、米国に上場するハイテク企業では史上最大級の200億ドルに達すると予想されている。(関連サイト)
【8/31】
■アップル、『HealthKit』で収集したデータの販売を禁止
アップルは、同社の提供するモバイルヘルスプラットフォーム『HealthKit』を利用して収集したデータの扱いに関する開発者向けライセンス契約をアップデート。収集したユーザーの健康情報を広告プラットフォームやデータ再販業者に販売することが明確に禁じられた。ただし、ユーザーの許可を得た上で医療研究を目的としたデータ共有は認められている。
【9/1】
■Google、『Android One』発表か?
Googleは、9月15日にインドで“エキサイティングな新発表”を行なうとの招待状をメディア各社に送信した。招待状にこれ以上の情報は書かれていないが、6月の開発者向け会議『Google I/O』で発表された廉価スマートフォンプロジェクト『Android One』の端末が披露されるのではないかと予想されている。
■YouTube、クリエイターに“投げ銭”を送れる機能を公開
Google傘下のYouTubeは、視聴者がクリエイターにGoogleウォレットを使ってお金を支払い支援できる“視聴者ファンディング”機能をアメリカ、日本、メキシコ、オーストラリアで公開した。金額は視聴者が独自に設定可能、手数料は1回の寄付にあたり22円+5%。例えば100円の支払いがあった場合はクリエイターに73円が支払われる。(関連サイト)
【9/2】
■Google、量子コンピューターのハードウェア開発へ
Googleの研究機関Google Researchは、カリフォルニア大サンタバーバラ校のJohn Martinis教授率いる研究チームと共同で、人工知能のための超電導素材による量子コンピューターハードウェアの設計、開発を開始すると発表した。同教授は2014年4月にフリッツ・ロンドン賞を受賞しており、研究の進展が期待される。(関連サイト)
【9/3】
■スマートニュースが朝日新聞社と提携。4大全国紙のチャンネルが揃う
スマホ用ニュースアプリを提供するスマートニュースは、朝日新聞社とメディアパートナー契約を締結。『朝日新聞デジタル』、『withnews(ウィズニュース)』の2媒体をスマートニュース内の『チャンネルプラス』に追加した。これでスマートニュースには朝日新聞、読売新聞、産経新聞、毎日新聞の4大全国紙のチャンネルが揃うことになった。(関連サイト)
■ドイツの裁判所、Uber利用禁止の判決
ドイツのフランクフルト地方裁判所は、旅客輸送免許の不備を理由にドイツ国内でUberの利用を全面的に禁止する判決を下した。この判決後もUberはサービスの提供を続けることを明言、司法当局と争っていく構えだ。(関連サイト)
■ヤフー、過去10年間の検索ワードランキングを発表
ヤフーは、『Yahoo!検索』の過去10年間の検索ランキングを振り返る特設サイト『みんなが探した10年間 検索ワードランキング総集編』を公開した。ランキングはすべてのキーワードを対象とする「総合」の他に「人名(男・女)」、「テレビ番組」が用意されており、この10年を振り返ることができる。また、『脳内メーカー』、『ルー語変換』など、過去ランキング上位に上がったキーワードの現在を検証する企画『あの急上昇ワードは今』も公開されている。(関連サイト)
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