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インテルがCore Mの型番と詳細を発表 2in1はファンレスが当たり前になる:IFA2014

2014年09月06日 00時30分更新

 インテルは第5世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Broadwell)のYシリーズにあたる、“Core M”シリーズの型番を正式に発表しました。

Core M

 ラインアップは3モデルで、型番はCore M-5Y70、Core M-5Y10a、Core M-5Y10とこれまでのCore iシリーズと異なるネーミングルールとなります。いずれもファンレスの2in1PCに採用される予定です。

型番 コア/スレッド 動作クロック 内蔵GPU 内蔵GPUの動作クロック メモリー L3キャッシュ TDP
Core M-5Y70 2/4 1.1GHz、最大2.6GHz Intel HD Graphics 5300 100MHz、最大850MHz 1600MHz(LPDDR3、LPDDR3L、DDR3Lをサポート) 4MB 4.5W
Core M-5Y10a 2/4 0.8GHz、最大2GHz Intel HD Graphics 5300 100MHz、最大800MHz 1600MHz(LPDDR3、LPDDR3L、DDR3Lをサポート) 4MB 4.5W
Core M-5Y10 2/4 0.8GHz、最大2GHz Intel HD Graphics 5300 100MHz、最大800MHz 1600MHz(LPDDR3、LPDDR3L、DDR3Lをサポート) 4MB 4.5W

 

 既報の通り、Core Mは14nmプロセスで製造される初のCPUとなります。22nm世代と比べて、微細化されることでより省電力となり、TDPは4.5W(前世代のCore i5-4200Yやi3-4010YのTDPは11.5W)を実現しました。Core M-5Y10はcTDPを4Wまで落とせるモデルです。

Core M

 22nmの第4世代(Haswell)のYプロセッサーと比べると、トランジスター数は約13億個と1.4倍になったにもかかわらず、ダイのサイズは82平方mmと60%も減少しました。なお、内蔵GPUであるIntel HD Graphics 5300のEU数は24基と20%増しになりました。

Core M

 第4世代(Haswell)のYプロセッサーとの性能比較では、3Dグラフィックスで最大47%アップしました。これはCore M-5Y70とCore i5-4302Yの比較です。QSVも強化され、動画変換では82%も高速化。2in1のファンレスPCでも、フルHD動画を720pに高速変換してクラウドにアップなんて使い方がいままでよりも高速にできそうです。

 現在ベルリンで開催しているIFA2014で、早くも採用PCが登場しています。第4四半期中に約5社のPCメーカーからCore Mを搭載したPCが登場します。ちなみに、BroadwellのUプロセッサー以上となるCore iブランドは2014年末までに製造を開始し、2015年初旬に発表する予定です。

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インテル

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